「キャバクラで正社員として働く黒服の仕事内容は?」
「正社員になるメリットやデメリットを知りたい。」
「マネージャーになるにはどうすればいいの?」
キャバクラで正社員の黒服になりたい人の中には、上記のような疑問を持っている人も多いでしょう。
そこでこの記事では、正社員としてキャバクラで働く黒服・マネージャーの仕事内容やメリット・デメリット、正社員になる方法を解説します。
少しでも正社員の黒服として働くことに興味がある人は、ぜひ本記事を参考にしてください。
正社員の黒服(ボーイ)になる3つのメリット
黒服(ボーイ)のバイトの魅力はシフトを自由にできたり、転職や退職をしやすいことです。しかし、正社員にはバイト以上に良い点があります。
ここでは、正社員の黒服(ボーイ)になるメリットを3つ解説します。
正社員での採用を目指していたり、バイトから正社員への昇格を目指している黒服(ボーイ)の方はぜひ参考にしてください。
1. 正社員になると給料・待遇が格段に上がる
1つ目のメリットは給料・待遇が上がることです。
アルバイトの場合、時給はおよそ1000円〜1500円です。シフトに入った分だけ時給が支払われ、年齢が上がったとしても昇給はほとんどありません。
一方、正社員の場合、月収25万円〜30万円程度になります。
アルバイトの給料は24万円(1500円×8時間×20日)になるため、比較すると正社員の給料の方が高いことがわかります。
さらに、正社員はボーナスや昇給などがあるので、長く勤めれば勤めるほどアルバイトとの給料の差は大きくなります。
また、普通の男性会社員が貰える給料は月収22万円〜24万円程度です。黒服(ボーイ)の正社員の月収は25万円~30万円程度なので、普通の会社よりも給料が良いことがわかりますね。
頑張れば頑張るほど評価してもらえるので、努力して店長になれば月収50万円~100万円も夢ではありません。
効率的にお金を稼ぎたい人や今よりも良い暮らしをしたいと考えている人は正社員の黒服(ボーイ)になるのがおすすめです。
正社員の黒服は以下の社会保険も完備されています。
雇用保険 | 失業時、転職期間中に失業手当金をもらえる制度 |
労災保険 | 仕事中のけが・病気の理由で働けない場合、治療費や給料を補償してもらえる制度 |
健康保険 | 病院に行った時の治療費を一定割合免除してもらえる制度 |
厚生年金保険 | 高齢になったり障害を抱えたりしてしまった時に年金をもらえる制度 |
上記のような社会保険が完備されていると、長く安心して働けます。
ただし、有給の取得が可能なキャバクラは少ないです。
昼職しかやったことがなかったので、夜職であるキャバクラのボーイを始める時は福利厚生がちゃんとしているか不安でした。でも実際には福利厚生は昼職と変わらず、給料も月30万円くらいもらえているので、今の仕事にかなり満足しています。
2. 雑用が減り、より経営・売上に近い仕事を任される
2つのメリットはお店の経営に近い仕事を任されるようになることです。
アルバイトの仕事は雑用が中心になります。しかし、正社員は付け回しやキャストの管理など、売上に直結するような仕事が増えます。
飲食店で働いていて時にキャバクラのオーナーに気に入られて、そのオーナーのお店で働くことになりました。アルバイトからスタートしましたが、今では店長にまで上り詰めています。キャバクラは頑張ったら頑張った分だけ結果が出るので、毎日やりがいを感じながら仕事ができています。
アルバイトの業務について知りたい人は以下の記事を参考にしてください。
3. ハイクラスのお客様と話す機会が増える
3つ目のメリットは普段話せないようなハイクラスのお客様と話す機会が増えることです。
正社員はアルバイトの時よりもお客様と直接話すことも多くなります。
例えば、有名な企業の社長や芸能人、スポーツ選手と接する機会もあるでしょう。
そのため、仕事をしていく中で、ハイクラスの人との接客が学べたり、人脈を広げたりすることができます。
キャバクラには中小企業の社長さんたちが結構いっぱいきますよ。社長さんたちの話は面白いし勉強になることも多いです。将来、起業をしたい若者が人脈を作るには結構良い仕事だと思います。
正社員の黒服(ボーイ)になる2つのデメリット
正社員の黒服(ボーイ)になることはメリットばかりではありません。
ここでは、正社員の黒服(ボーイ)になるデメリットを2つ解説します。良い面ばかりではなく悪い面も知り、自分が正社員に向いているか見極めましょう。
1. 拘束時間が長くなる
1つ目のデメリットはバイトで働くよりも拘束時間が長くなることです。
バイトで働く場合は、ある程度自分の好きな時間に働けます。しかし、正社員はバイトよりも業務量が増えるので、基本的に開店前から閉店後まで休まず働かなければいけません。
また、休みの日だとしてもキャバ嬢と連絡が必要な時もあるでしょう。
人気のお店で働いていたので、めちゃくちゃ仕事が忙しくてきつかったです。たぶん14時間くらい働いていたこともあったと思います。もしもキャバクラのボーイで楽してお金を稼ごうと思ってるなら、あまりおすすめはしません。
2. 責任が重くなる
2つ目のデメリットは責任が重くなることです。
バイトは基本的に雑用の仕事が多いです。しかし、正社員は「付け回し」や「キャスト管理」など、売上に直結するような業務が増えます。
正社員になると店の売上に関係する仕事も多くなるので、仕事に対するプレッシャーが結構かかります。バイトは気楽で良かったのですが、正社員になったらそうはいきません。でも他にやりたい仕事もないので、仕方なくボーイをしています。
正社員の黒服(ボーイ)・マネージャーの主な業務内容とは
ここでは、正社員の黒服(ボーイ)・マネージャーの主な業務内容を6つに分けて解説します。
業務内容についてまだ詳しく知らないという人はぜひ参考にしてください。
1. 清掃・テーブルセッティング等の開店業務
お店が始まる前は以下のような開店準備を行います。
・お店全体に掃除機をかける
・ソファーやテーブルをきれいにする
・足りない飲み物や食べ物の買い出しに行く
・トイレ掃除をする
・おしぼりを準備するなど
開店前なのでてきぱきと作業しつつも、丁寧に行うことが重要です。
また、社員でのミーティング・キャストの出勤状況の確認も開店前に行います。
2. 接客・ウェイター業務
営業中は主に接客・ウェイター業務を行います。
具体的な仕事内容は以下の通りです。
・食べ物や飲み物の配膳
・お客様のグラス・灰皿の交換
・お客様の対応やキャストのサポートなど
キャバクラはお金持ちのお客様が多いので、普通の飲食店よりも質が高く丁寧なサービスが求められます。
時にはお客様が欲しいタバコや食べ物を買いに行かないといけない場合もあります。買い出しも黒服の仕事のうちなので、頼まれたら嫌な顔をせず引き受けましょう。
お客様とキャストのドリンクは黒服(ボーイ)が作ることもあります。その際に気を付けることは、キャストのお酒を少し薄めに作ってあげることです。
そうすることでキャストの体への負担を少なくすることができます。
もちろんボトルの減りは若干遅くなりますが、飲み続ける女の子を労わるのも黒服(ボーイ)の仕事の一つです。
黒服(ボーイ)の接客について詳しく知りたい人は以下の記事を参考にしてください。
3. 付け回し
お客様にキャストを割り当てる「付け回し」も正社員の黒服(ボーイ)の仕事になります。
付け回しはお店の売上を左右する業務で、営業中に一番重要な仕事と言っても過言ではありません。
付け回しのコツは営業前に「このタイプのお客様が来たらこの女の子をつける」と決めておくことです。
営業中は接客・ウェイター業務をしないといけないので、付け回しについて細かく考えている余裕はありません。そのため、お店が始まる前にあらかじめシミュレーションしておくことが大切です。
また、普段からキャストとよくコミュニケーションを取り、女の子の特徴や性格を把握しておきましょう。
付け回しについて詳しく知りたい人は以下の記事を参考にしてください。
4. キャスト(キャバ嬢)の管理
キャバクラはキャストの入れ替わりが激しい世界で、ストレスを溜めてしまう女の子も多いです。
そんなキャストのシフトを上手に管理したり、メンタルのケアをするのも正社員の黒服の仕事になります。長く続けてもらうためには、キャストのメンタルサポートは必須です。
日頃から相談に乗ったり話を聞いてあげたりして、女の子のモチベーションを保ってあげましょう。
初めて担当するキャストは笑顔で丁寧に接することが大切です。そうすることで、信頼関係を早めに築くことができます。
最初に相手が高圧的で横柄な態度を取ってきたとしても我慢強く接し、笑顔で対応することを心がけましょう。
キャスト管理についてより詳しく知りたい人は以下の記事を参考にしてください。
5. キャッシャー業務
正社員の黒服(ボーイ)はお金を管理するキャッシャー業務も行います。
キャバクラは大きなお金が動くことが多いので、金銭はしっかり管理しなければいけません。ただし、黒服(ボーイ)の場合は簡単なレジ業務を任されることがほとんどです。
お店全体の経理業務は店長や会計専門のスタッフが担当します。
6. 掃除・締め作業などの閉店業務
女の子は営業時間が終わったら帰りますが、黒服(ボーイ)はまだ仕事が残っています。
閉店後の具体的な仕事内容は以下の通りです。
・グラスや食器を洗う
・テーブルやソファーを拭き、下に落とし物がないかをチェックする
・食べ物や飲み物の在庫をチェックする
接客に問題があったキャストやアルバイトはこの時間に個別で指導します。
ドライバーを雇っていなかったり、ドライバーの数が少なかったりする場合はキャストの送り迎えをする場合もあります。
お店の閉店時間は大体12時~1時くらいで、閉店業務が終わるのは大体3時~4時くらいになるでしょう。
黒服 (ボーイ)の正社員になる方法はバイトから
正社員で採用してくれるキャバクラもありますが、ほとんどのお店はバイトから始めることになります。
多くの幹部や店長もバイトからスタートしてるので、正社員になりたい人はまずはアルバイトで入りましょう。
仮に正社員からスタートすると、職場環境が良くなかった場合にすぐに辞める羽目になってしまいます。そのため、まずはバイトから働いてみて、何となく職場の雰囲気をつかむのがおすすめです。
アルバイトから正社員を目指そうと思っている場合は、正社員を目指していることを面接段階から伝えるのも良いでしょう。
入ってから厳しく指導される可能性もありますが、その分成長スピードも早くなります。
採用された後は、はきはきした接客をしたり、大きな声で挨拶をしたりするなど、やる気を見せることが大切です。
やる気を持っていると思われれば周りから信頼を得ることができ、正社員登用も近づきます。
まとめ
この記事では、キャバクラの黒服正社員の仕事内容やメリット・デメリット、なる方法を解説しました。
正社員は責任が重く拘束時間が長いですが、給料や待遇が良くやりがいもあります。
キャバクラの正社員になりたいなら、まずはアルバイトから始めましょう。黒服正社員に少しでも興味のある人はぜひ今回の記事を参考にしてください。
一流の黒服(ボーイ)になるためには、一流の環境で働くことが何より大切です。特に、六本木や銀座など都心のお店は職場環境が良く、給与水準が高い傾向があります。
中でもおすすめなのは、富裕層で質の高いお客様が多いチックグループです。