「黒服って何歳まで働けるの?」
「適正年齢はどのくらい?」
「見習いから店長になるまでどのくらいかかるの?」
黒服(ボーイ)に興味を持っている人の中には、上記のような疑問を感じている人も多いでしょう。
そこでこの記事では、年齢ごとの黒服(ボーイ)の体験談を元に、黒服(ボーイ)になる適正年齢を解説します。
これから黒服(ボーイ)として働こうと思っている人はぜひ本記事を参考にしてください。
黒服(ボーイ)は18歳以上から働くことが可能
黒服(ボーイ)のお仕事は、18歳以上から働くことができます。
18歳以上といっても夜のお仕事なので高校生不可のところがほとんどです。
逆に高校生でも可能としているキャバクラ店であれば、健全な運営体制になっているのか不安が残ります。
黒服(ボーイ)の年齢上限はなし
黒服(ボーイ)の年齢の上限設定は明確にあるわけではありません。
一番高い年齢層であれば、ホールスタッフのポジションで50歳までの募集がでていたりもします。
しかし、年齢が高いことで求められる仕事量や質については、若いころと比べると違ってきます。
具体的な内容については、30代後半〜50代でスタートした人の成功・失敗談について掲載しています。
黒服 (ボーイ)の適正年齢は20〜30代
黒服(ボーイ)の仕事は経験や年齢不問の実力主義の世界です。
そのため、年齢に関係なく幅広い層の人たちが活躍しています。
しかし、縦社会で体力が必要な仕事なため、基本的に20代~30代くらいの若い人の方が職場に馴染みやすいです。
もし30代後半以降から黒服(ボーイ)を始めるなら、何か使えるスキルや経験があった方が良いでしょう。
具体的に役立つスキルや経験は以下の通りです。
- 接客業の経験
- 営業職の経験
- ホテルマンの経験など
また、小さなお店だと黒服(ボーイ)と送迎ドライバーの仕事を兼ねる場合があります。
そのため、免許を持っていて運転経験が豊富ならば、アピールしておいて損はないでしょう。
それでは、黒服(ボーイ)を始めて成功・失敗した体験談を年齢別に見ていきます。
黒服の仕事内容をもっと詳しく知りたい方はこちらを参考にしてください。
10代後半〜20代前半の年齢でスタートした人の成功・失敗談
キャバクラの黒服として10代の大学生の頃から働いていました。
黒服は短時間でも稼げるので、大学の学費を稼ぐのにちょうどよかったです。
週3くらい働いて月給はだいたい15万円〜20万くらいでした。
店長が「うちの店は人手が足りない」と言っていたので、大学を卒業後した後はそのまま正社員になりました。正社員になった後は月30万円くらい稼げてます。
29歳で黒服のアルバイトを始め、数か月で正社員になりました。
黒服の仕事はたしかに稼げますが、労働環境が自分にとっては結構過酷でした。
基本的に体育会系の人が多く、ミスしたらめっちゃ怒鳴られます。
正直、今は資格などを取って他の仕事をしておけばよかったと思っています。
若い頃からスタートした人はやはり稼げるお金が魅力で始めた人が多いようですね。
しかし、中には労働環境が体育会系で合わなかったという人もいます。
夜の仕事は上下関係が厳しいので、そういった環境が苦手な人には合わないのかもしれません。
20代後半〜30代前半の年齢でスタートした人の成功・失敗談
前職がつまらなくて嫌になり、昔から憧れていたキャバクラのボーイを始めました。
仕事は大変ですが、頑張れば頑張るほど結果が出て結構楽しいです。
始める前はナイトワークの経験がなくて不安でしたが、今では勇気を出してやって良かったと感じています。
30代前半から黒服の仕事を始めましたが、もっと早くやっておけばよかったと後悔しています。
昔からやっている黒服は自分と同じくらいの年齢ですでに幹部になっています。
もっと早くからやっていれば、今頃自分がそのポジションにいたかもしれないのに…
ナイトワークの仕事は頑張れば頑張るほど結果が出る仕事なので、20代後半~30代前半で始めたとしてもそんなに問題はありません。
しかし、20代後半~30代前半になると、すでに自分と同じ年齢で幹部になっている社員が出てきます。
そのため、年齢が同じ幹部と自分を比べてしまい、落ち込んでしまうこともあるでしょう。
30代後半〜40代の年齢でスタートした人の成功・失敗談
前やってた仕事が全然稼げなかったので、その仕事を辞めて黒服をやってみることに。
福利厚生がしっかりしていて給料も結構良いので大満足です。
周りは基本的に年下ですが、自分はあまり年齢を気にしないタイプです。
前職は営業の仕事でたくさんの人と関わっていたので、その経験を活かして周りの人とうまくコミュケーションを取りながら頑張っています。
稼げると聞いて41歳でボーイの仕事を始めました。
予想していたとはいえ、年下にこき使われたり、ため口で命令されたりするのがきつかったです。
なので、半年もせずに辞めてしまいました。
30代後半からスタートするなら、「若い人にこき使われても大丈夫」という気持ちがない人以外はきついと思います。
黒服(ボーイ)の仕事は学歴・年齢不問で働けるので、30代後半~40代で転職する人も多いです。
しかし、30代後半〜40代になると、職場に年下の人が多くなります。
年下の上司にこき使われることも出てくるので、そういったことを我慢できないときついでしょう。
50代以上の年齢でスタートした人の成功・失敗談
前職はホテルで接客の仕事をしていたので、接客には自信がありました。
キャバクラのボーイの仕事では、接客をお客様から褒められたり、他の黒服に褒められたりするので、「自分の経験が役に経ってるんだ」と実感しています。
自分にとってボーイはとてもやりがいのある仕事です。
黒服は50代からでも活躍できると聞き、派遣の仕事を辞めて思い切って始めてみました。
しかし、慣れない夜の仕事で体力が続かず、結局3ヵ月程度で辞めることになってしまいました。
正直、黒服の仕事を仕事をやるなら絶対に若いうちからやった方が良いと思います。
50代からだとしても、ホテルや飲食店の経験がある人は黒服の仕事に向いていると言えるでしょう。
しかし、体力が必要になる仕事なので、年齢とともに体力が衰えてしまうときつくなります。
もし50代から黒服の仕事を始めようと思っているなら、事前に体力をつけておきましょう。
ボーイ見習いから店長までにかかる年数
ボーイ見習いから店長になるまでの期間は以下の通りです。
半年から1年くらい
半年くらい
3ヵ月半から半年くらい
基本的にどのキャバクラでも、黒服(ボーイ)から直に昇格できるわけではありません。
間にマネージャーなどの役職を挟んでから店長になります。
見習いから店長になるまでは最短でも2年くらいかかると考えておきましょう。
ただし、働いているお店や本人の頑張り次第で店長になるまでの年数は大きく変わります。
店長に早くなりたいなら、都心かつお客様が多いお店で働きましょう。
なぜなら、儲かっているお店は新店オープンに意欲的で、店長のポジションが空きやすいからです。
具体的なエリアで言うと、六本木や銀座がおすすめです。
学歴がなくても稼げると聞き、キャバクラの黒服をバイトから始めました。
バイトを始めて2年半くらいで店長になり、今では月60万円くらい稼いでいます。
黒服時代は店長になろうと毎日がむしゃらに仕事に取り組んでいたので、店長になれた時はかなり嬉しかったです。
店長になってからは仕事が忙しくなりましたが、やりがいがあってとても楽しいです。
「店長になってやる」と意気込んでボーイになりましたが、マネージャーになったら急に仕事が忙しくなり、何もかもつまらなくなって辞めてしまいました。
今はそこそこ休みの取れる昼の仕事をしています。
キャバクラのマネージャーの仕事内容について詳しく知りたい方はこちらを参考にしてください。
黒服(ボーイ)の将来性
お店のマネジメントや調整はまだまだ自動化や機械化が難しいです。
まだまだ人がおこなう必要があるので黒服の需要や将来性があるといえます。
また人を相手にする業界なので、すべてがロボットに置き換えることが難しいでしょう。
また黒服の募集年齢は若い層から年配者まで幅が広いという意味でも将来性がまだまだ期待できるのではないでしょうか。
まとめ
この記事では、年齢ごとの体験談を元に、黒服(ボーイ)になる適正年齢を解説しました。
黒服(ボーイ)は学歴や資格などが必要ない実力主義の世界です。
しかし、体力が必要になる仕事なので、できるだけ20代~30代の若い頃から始めるのがおすすめです。
もし30代後半以降からスタートするなら、ホテルや接客業の経験があった方が良いでしょう。
黒服(ボーイ)から店長になるまでの期間は最短でも2年くらいかかります。
ただし、働いているお店や本人の頑張り次第で店長になれる年数は大きく変わるでしょう。
これから黒服(ボーイ)を始めようと思っている人はぜひ本記事を参考にしてください。
スピード感を持って出世したいもしくは経験値を早く積みたいなら、六本木や銀座など都心のお店の方が有利です。
都心のキャバクラは給料が高いのはもちろん、職場環境も良いので独立もしやすくなっています。
中でもおすすめなのは、ハイクラスのお客様が多いチックグループです。