★黒服 (ボーイ)の面接突破のポイントと落ちる人の特徴について解説

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「黒服の面接前にチェックしておきたいことは?」
「黒服の面接時に気を付けるべきことを教えて!」
「どういった人が黒服の面接で落ちるの?」

キャバクラの黒服(ボーイ)として働きたいと思っている一方で、面接での受け答えや服装に不安を感じている方は多いでしょう。

ナイトワーク業界は他の業種とは面接の雰囲気や評価ポイントが異なるため、事前の準備と対策が合否を大きく左右します。

この記事では、黒服(ボーイ)の面接に合格するために必要な服装・髪型のマナー、面接でよく聞かれる質問と答え方のポイントについて徹底解説します。

黒服の面接に自信を持って臨みたい方は、ぜひ最後までご覧ください。

もくじ

黒服(ボーイ)の面接ってどんなもの?選考フローと基礎知識

ナイトワーク業界で「黒服」「ボーイ」と呼ばれるスタッフは、お客様のご案内やキャストのサポート、フロア管理など店舗運営を支える重要な役職です。

面接では業界ならではの採用基準や雰囲気があるため、採用を目指しているのであれば、事前に流れや求められる人物像を把握しておきましょう。

  • ナイトワークにおける黒服の仕事とは
  • 黒服の面接当日の流れと所要時間目安
  • 黒服は未経験者でも受かる?面接の合格率

まずは黒服の基本的な仕事内容から、面接の流れ・合格率について詳しく解説します。

ナイトワークにおける黒服の仕事とは

黒服(ボーイ)とは、キャバクラやラウンジ、ガールズバーなどのナイトワーク店舗で、裏方として店舗を支える男性スタッフを指します。

黒服の具体的な業務内容は以下の通りです。

  • お客様の席へのご案内やオーダー対応
  • キャストのサポート(ドリンク提供、トラブル時の対応など)
  • フロア全体の状況把握と管理
  • 清掃・開店準備・閉店作業
  • 店舗の売上管理や在庫チェック

未経験でも始められる仕事ではありますが、礼儀や言葉遣い、気配りは必要不可欠です。
裏方で目立たない役割だと思われがちですが、実際には店舗全体の印象や営業効率に大きく影響するポジションです。

黒服の面接当日の流れと所要時間目安

黒服の面接当日は、以下のような流れが一般的です。

  1. 受付・到着確認(予約が必要な場合もあり)
  2. 履歴書や身分証の提出(不要な店舗もある)
  3. 簡単なアンケート記入または口頭でのヒアリング
  4. 面接担当者と1対1の面談(10〜20分程度)
  5. 店舗内の見学や簡単な説明(任意)
  6. 体験入店の打診があるケースもある

全体としては20~30分程度で終了する場合が多いですが、体入(体験入店)まで含むと2時間以上かかる場合もあります。

当日の流れに沿って、スムーズに対応できるよう準備を整えておくと安心です。

黒服は未経験者でも受かる?面接の合格率

黒服の仕事は、未経験者でも十分にチャンスがあります。

なぜなら、ナイトワーク業界では育成前提で採用を行う店舗も多く、特に若くて素直な人材や、長期的に働けそうな人には好印象を持たれやすいためです。

ただし、以下のような点は経験を問わずチェックされるため注意が必要です。

チェックポイント評価のポイント
清潔感のある身だしなみスーツまたはシャツ着用、髪型・ヒゲの整え方が丁寧で清潔感があるか
挨拶・礼儀面接時の姿勢、言葉遣い、第一声の印象が良いか
コミュニケーション力質問への受け答えが明瞭か、相づちなどが適度であるか
勤務意欲・継続の見込み長期的に働きたい意思があるか、シフトに柔軟性があるか

未経験者の場合、礼儀正しさとやる気が何よりも評価されます。

経験ではなく、面接担当者に「一緒に働きたい」と思わせられるかどうかが、合否を分けるポイントとなるでしょう。

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面接前にチェックしておくべき3つのこと

面接に行きたいお店が決まったとしても、すぐに面接に行ってはいけません。

なぜなら、ナイトワーク業界は優良な店舗ばかりではなく、トラブルの多い店舗も存在するためです。

ここでは、面接前にチェックしておきたい3つのことを解説します。

  • ネットで店舗情報を検索する
  • 高時給・高待遇すぎる求人でないか相場を確認する
  • スカウトや客引きなど違法営業をしていないか確認する

悪質な店舗を避けて、安心して働ける環境を見つけるためにも必ずチェックしてから求人に応募しましょう。

ネットで店舗情報を検索する

まず最初にやるべきは、店舗の名前を検索して情報が出てくるかどうかを確認することです。

ネット上で確認すべきポイントは以下の3つです。

  • ホームページやSNSの有無
  • Googleマップの評価や口コミ
  • SNSや掲示板での体験談

例えば、お店の名前で検索してもそのお店に関する情報が出てこなければ、怪しいお店である可能性が高くなります。

ただし、昔ながらの老舗店などの場合は、あえてネット上に情報を出していない場合もあります。
その場合は、内装写真や場所の雰囲気、口コミ評判などを慎重にチェックしましょう。

検索で情報が出てきた場合でも、お客様の口コミを確認してから面接に行くか決めることが大切です。

〈実際の体験談〉

Twitterで求人を募集していたキャバクラの面接に行ったことがあります。
面接に行く前にネットで検索しましたが、そのお店のホームページは出てきませんでした。
少し怪しいと思いましたが、面接に行くと、お店のある場所も暗い雰囲気の路地にありました。
面接を終えた後に口コミを確認すると、あんまり良くない噂があったので、他のお店で働くことにしましたね。

高時給・高待遇すぎる求人でないか相場を確認する

時給2,500円スタート」「交通費全額支給+寮付き」など、好条件な求人を見つけても、飛び付かず相場を確認しましょう。

一部の悪質店では、人手不足などから嘘の時給や待遇を求人に記載している恐れがあるためです。

実際に働いてみると求人に表記されていた時給が支払われなかったり、働いてから条件が変わるケースもあります。

そのため、以下の方法からエリアごとの相場を確認することが大切です。

  • 同じエリアの他店舗の求人と比較する
  • 求人サイトの平均時給データを参考にする
  • グループ経営や有名店も運営しているか確認する

黒服の給料・仕事内容を知りたいという人は以下の記事を参考にしてください。

東京の主要エリアの平均時給は以下の通りです。

チェックポイント評価のポイント
銀座1,818円
歌舞伎町1,681円
六本木1,767円
上野1,777円
渋谷1,715円
※2023年2月9日時点でナイトワークの求人サイト「BOYRUIT」に掲載されているデータです。

エリアの平均時給やキャバクラの特徴を知りたい人は以下の記事を参考にしてください。

〈実際の体験談〉

ネットで『時給2,000円!』という高時給に釣られ、そのお店に応募して黒服のバイトを始めました。
しかし、実際に働いてみると時給は1,500円で、しかもかなりこき使われました。
現在はそのお店を辞め、時給1,800円のところで働いています。

スカウトや客引きなど違法営業をしていないか確認する

キャバクラなどのナイトワーク店舗で、スカウト行為や路上での客引きをしている店舗は要注意です。
路上スカウト・客引きは風営法で禁止されており、違法行為にあたるためです。

違法行為をしている店舗は従業員の扱いも雑であるケースが多く、トラブルに巻き込まれる可能性も高まります。

そこで、以下の方法で違法行為をしていないか確認してから応募を検討しましょう。

  • 客引きがいないか営業時間帯に店舗周辺を訪れて確認する
  • SNSや口コミサイトでスカウトや客引き関連の投稿を検索する
  • 面接時にスタッフの対応が雑でないか確認する

〈実際の体験談〉

給料が結構良かったので、ネットの求人サイトで黒服を募集していたキャバクラに応募しました。
しかし、働き始めてみたら、風営法で禁止されている客引きをやっているお店でした。
それがあってからお店のことを信用できなくなり、次の日にはお店を辞めました。

避けるべきキャバクラ店舗の特徴を知りたい方は、こちらを参考にしてください。

面接(ボーイ)面接の服装・髪型・身だしなみガイド

黒服(ボーイ)の面接では、第一印象である外見も採用の大きな判断基準となります。

ナイトワークは接客業である以上、清潔感や礼儀正しさは欠かせないためです。

どれだけ人柄がよくても、服装や身だしなみに手を抜いていると「接客に不向き」と判断されてしまう可能性があります。

  • 服装:スーツ・シャツが基本
  • 髪型・ヒゲ:清潔感と落ち着きを意識
  • アクセサリーや香水は控えめを徹底

ここでは、黒服の面接で求められる服装・髪型・アクセサリーのマナーをわかりやすく解説します。

服装:スーツ・シャツが基本

黒服は基本的にスーツで働くため、面接もスーツで行くことが最も無難です。

服装に関する特別な指定がない限りは、黒・ネイビー・グレーなどの落ち着いた色のシンプルなスーツを選びましょう。

  • 派手なスーツや光沢の強い生地は避ける
  • ネクタイの色柄も落ち着いたものを選ぶ
  • 革靴がベター、スニーカーは避ける

キャバクラの主役はあくまでキャストの女の子です。

黒服の役目は陰からキャストをサポートすることのため、派手なスーツである必要はありません。
「スーツをまだ持っていない」という場合は、シンプルなジャケットと白シャツでも最低限のマナーは守れます。

ただし、黒服として働く以上は、初出勤までの自分用のスーツを用意しておきましょう。

どのようなスーツが良いか詳しく知りたい人は以下の記事を参考にしてください。

髪型・ヒゲ:清潔感と落ち着きを意識

黒服の面接の際は、髪型やヒゲも整えて清潔感のある人物像を印象付けましょう。

黒服は接客も重要な仕事の1つであり、お客様は来店してまず最初に黒服の案内を受けることになります。

お客様に見られる立場である点はキャストと変わりないため、ナチュラルで清潔感のある身だしなみで面接に臨むことが大切です。

  • ボサボサ髪・寝ぐせはNG!整髪料がなくても整える
  • 長髪は束ねるか清潔に見えるようカットする
  • ヒゲは原則NG。生やすなら手入れを徹底する

美容室で徹底して整える必要はありませんが、自分でできる範囲で「きちんと整えてきた」ことが誠実さややる気を印象付けるポイントにもなります。

どのような髪型が良いか詳しく知りたい人は以下の記事を参考にしてください。

アクセサリーや香水は控えめを徹底

黒服の面接時は、アクセサリーや香水は控えめにすることが基本です。

アクセサリーをチャラチャラと付けたり、匂いのきつい香水を付けていると「お客様への対応を任せられない」と判断される恐れがあるためです。

  • ピアスやネックレス:外しておく
  • 指輪:シンプルな結婚指輪などであればOK
  • 香水:付けない/ほのかに香る程度に留める
  • 腕時計:OK(スマホで時間を確認するより好印象)

実際に採用された場合にも、黒服のピアスやネックレスを禁止しているキャバクラは多いです。

また、香水や柔軟剤の香りが強いと、飲食物を提供するナイトワークでは悪目立ちする恐れもあります。

おしゃれではなく「視覚的な清潔感」を重視することが、黒服面接のポイントです。

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黒服の面接当日の持ち物チェックリスト

黒服(ボーイ)の面接に行く際は、持ち物の準備も重要です。

忘れ物があると「だらしない」「準備不足」と判断される恐れがあるため、以下に紹介する持ち物は指定がなくても用意しておきましょう。

  • 身分証や印鑑
  • 筆記用具(ペンとメモ帳)
  • 履歴書

ここでは、黒服の面接当日に必要な持ち物とその理由を解説します。

身分証や印鑑は必ず用意

雇用契約や年齢確認はどの店舗でも必ず必要なため、身分証明書と印鑑は必ず用意しましょう。

キャバクラやナイトワークでは、法律により18歳未満の勤務が禁止されています。

そのため、正規店では年齢確認のため公的な身分証明書の提出が必ず求められます。

有効な身分証の例

  • 運転免許証
  • パスポート
  • マイナンバーカード
  • 住民基本台帳カード
  • 本籍地記載の住民票

「身分証はいらない」と言われた場合は、その店舗自体が違法営業の可能性があるため、面接は辞退しましょう。

合わせて、印鑑は雇用契約書に捺印するために必要です。

ナイトワーク業界では面接当日にその場で採用が決まることも多く、そのまま体験入店に進む際は雇用契約書へのサインと捺印が求められます。

シャチハタは避けて、認印を持参してスムーズな雇用契約を目指しましょう。

筆記用具(ペンとメモ帳)

黒服の面接では、店舗のルールや仕事内容・シフト制度など、働くうえで重要な説明を受けることが多くあります。

そのため、ボールペンとメモ帳は必ず持参しておくべきアイテムです。

  • 黒か青のボールペン
  • 小型のメモ帳(立ったままでも書けるものが好ましい)

メモを取る姿勢は、面接担当者に真剣さや丁寧さをアピールするうえでも役立ちます。

重要な説明を聞く際は「すみません、メモを取らせてください」とひと言断ってからペンとメモ帳を取り出して、仕事に対して真剣な姿を見せましょう。

履歴書|志望動機の例文・書き方と合わせて解説

黒服の面接では「履歴書はいらない」と言われることもありますが、店舗により必要か否かは変わるため、念のため書いて持っておくと無難です。

黒服の履歴書でチェックされる内容として、以下が挙げられます。

  • 氏名・年齢・住所などの基本情報
  • 志望動機
  • 職歴やバイト経験(ナイトワーク経験)
  • 自己PRやスキル

履歴書は手書きでもPC作成でも問題ありませんが、誤字脱字や書き直し跡は厳禁です。

丁寧かつ正しい言葉遣いで書くよう心がけましょう。

〈志望動機の例文〉

もともと接客業に興味があり、ナイトワークの中でも黒服は裏方としてキャストやお客様を支える重要なポジションだと感じています。責任感を持って仕事に取り組みたいと思い、応募しました。

黒服(ボーイ)の面接のよくある質問と答え方例文

黒服(ボーイ)の面接では、事前にどんな質問をされるかを把握し、答えを準備しておくことが採用のカギです。

特に以下の質問は黒服面接の定番で、多くの店舗で聞かれます。

  • 自己紹介・志望動機
  • 勤務可能な日数と働き方の希望
  • ナイトワークや接客経験の有無
  • 自分の強みと弱み
  • 面接内での不明点や疑問について

ここでは、黒服面接でよく聞かれる質問の意図と回答例を紹介します。

自己紹介・志望動機

黒服面接では候補者がどんな人物なのか知るため、自己紹介や志望動機を求められます。

まず自己紹介では、以下の内容を30秒〜1分程度にまとめて伝えることがポイントです。

  • 名前
  • 出身地
  • 趣味・特技
  • 過去のバイト経験

簡単に自分について説明し、候補者がどのような人物か大まかにイメージが湧くようにコンパクトにまとめてください。

〈自己紹介の回答例〉
〇〇と申します。出身は△△で、現在は□□大学に通っています。これまで飲食店での接客アルバイトを2年間経験しており、人と接する仕事が好きです。本日はよろしくお願いいたします。

合わせて、志望動機はやる気や誠実さの判断材料となるため、しっかりと準備して回答しましょう。

〈志望動機の回答例〉
留学費用を貯めるために、しっかり稼げるナイトワークを探しており、貴店の雰囲気や働きやすさに魅力を感じて応募しました。

ナイトワークではお金を理由に働きたいことを伝えても問題ありません。

ただし「楽して稼げそう」「モテそう」などの志望動機はかえって印象が悪くなるため、お金が必要な理由や目的をきちんと答えることがポイントです。

勤務可能な日数と働き方の希望

勤務可能な日数や希望の働き方は、採用後の働き方を判断するために聞かれます。

特に黒服は教育を前提に採用されるため、「継続的に働いてくれるか」「じっくり教育できるか」は店舗側が見極めたいポイントです。

〈希望シフトの回答例1〉
平日は大学の授業があるので難しいのですが、金曜の夜と土日は毎週働けます。

〈希望シフトの回答例2〉
特に予定がないので、週4〜5日は入れます。

希望シフトや働き方を伝える際は、実際に働ける日数や時間を明確に伝えることです。

求人に記載のある出勤日数ラインを突破していれば、働く意欲の伝え方でシフトが少なくても採用される可能性があります。

学校の試験や旅行など、イレギュラーな予定があればあらかじめ共有して、採用した際のシフトの入れ方を具体的に把握してもらえるよう答えましょう。

ナイトワークや接客経験の有無

志望動機と同じく、ナイトワークの経験も必ず聞かれます。
なぜなら、勤務経験の有無が分かれば、入店後の研修の方針が立てやすいためです。

勤務経験がある場合は、どこのお店でどのくらい働いていたのかを伝えましょう。

もしナイトワークの経験がない場合は、隠さず正直に未経験であることを伝えてください。

〈ナイトワーク経験ありの回答例〉
〇〇というキャバクラで黒服として1年間働いていました。基本的な接客やホール業務、キャストのサポートなどは経験しています。

〈ナイトワーク経験なしの回答例〉
ナイトワークは初めてですが、飲食店での接客経験が3年あります。その経験を活かして、1日でも早く戦力になれるよう頑張りたいです。

キャバクラでは未経験だから不採用になることはありません。

未経験だとしても、「1日でも早く仕事を覚えたい」と仕事に対するやる気をアピールすれば、採用されるチャンスは十分あります。

また、ナイトワークが未経験でも、接客経験がある場合は伝えておきましょう。

黒服の仕事のメインは接客のため、伝えることで採用されやすくなります。

自分の強みと弱み

面接担当者は、黒服の候補者が自分のことを正確に客観視できる人物かを確認しています。

外から見たときに成長するためにやるべきことを判断できるか、客観的に見て自分が何をするべきか理解できるかが黒服の仕事で求められます。

〈強みと弱みの回答例〉
私の強みは体力があることです。高校時代はサッカー部に所属しており、長時間の立ち仕事や夜間勤務にも自信があります。

弱みとしては、慎重になりすぎる面があることですが、同じ失敗を繰り返さないようメモを取って対策するなどの工夫をしています。

回答のポイントとして、強みは黒服の仕事に活かせることをアピールして、弱みは改善する努力を添えて伝えることです。

弱みを弱みのままにするのではなく、プラス転換して面接担当者に伝えましょう。

面接内での不明点や疑問について

面接の最後に気になったことや不明点について聞かれることがあります。

この質問の意図としては複数が挙げられます。

  • 志望度を確認するため
  • 面接内で話した内容を理解しているか確認するため
  • 黒服の仕事に不安を持っているか確認するため

〈回答例・質問例〉
・現在、黒服として在籍されているメンバーは何人くらいいらっしゃるのですか?
・在籍メンバーは何歳くらいの方が多く在籍されていますか?
・シフトは固定制ですか?それとも週ごとに提出する形でしょうか?

なかには怪しいキャバクラ店舗も存在するため、客引きの有無や給与支払いの形態など、法令が遵守されているか否かを質問することも大切です。

面接時に追加で質問すべき事項についても確認のうえ、質問して疑問や不安を解決しておきましょう。

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黒服(ボーイ)面接で評価されるポイント

キャバクラの黒服(ボーイ)の面接では、ただ受け答えができれば良いわけではありません。

採用担当者は、入店後にトラブルなくスムーズに活躍してもらえるかを、総合的に判断しています。

  • 第一印象・話し方はよいか
  • 長く働ける見込みはあるか
  • 協調性はあるか
  • コミュニケーション能力があるか
  • 誠実さ・真面目さを感じられるか

ここでは、黒服の面接で評価されやすい5つのポイントを紹介します。

第一印象・話し方はよいか

黒服はお客様が来店された際にキャストよりも先にお客様の目に触れる人物です。

店舗の顔役ともいえる存在のため、第一印象の良さは採用において非常に重要な評価基準です。

  • 清潔感(服装・髪型・爪など)
  • 姿勢や立ち振る舞いの丁寧さ
  • 視線の合わせ方や声のトーン

面接の受け答えでは「落ち着いていて礼儀正しいか」「無愛想ではないか」など話し方の印象も見られています。

黒服はナイトワーク業界において裏方ではありますが、接客スタッフとして重要な役割をになっていることも意識して臨みましょう。

長く働ける見込みはあるか

面接官は「すぐに辞めてしまわないか?」という点も重視しています。

求人や教育には時間もコストもかかるため、安定的にシフトに入れる人材を採用したいと考えています。

そのため、以下のポイントを意識して希望シフトについて答えると、評価されやすくなります。

  • 学業や副業と両立できるスケジュールを提示
  • 最初は大変でも頑張れる姿勢をアピール
  • 長期的に働く意欲を伝える言葉を添える
    (例:「できるだけ長く続けたいです」)

「すぐ辞めそう」と判断されると、それだけで不採用につながることもあります。

具体的なシフトやスケジュールとともに、やる気を言葉に出して伝えることで、面接担当者が安心して採用できる人材をアピールしましょう。

協調性はあるか

黒服の仕事はチームプレーであり、どれだけ能力が高くても、他のスタッフと揉めるような人は採用されません。

そこで、面接担当者は協調性を確認するため、以下のポイントも見ています。

  • 受け答えの柔らかさ
  • 周囲への配慮や気配りができそうか
  • スタッフ同士の連携を乱さないか

既存のスタッフと上手くやっていけそうか、職場の雰囲気を壊さないかという点は、採用担当者が非常に気にするポイントです。

コミュニケーション能力があるか

黒服はキャスト・お客様・他スタッフとのやり取りが多く、的確で丁寧なコミュニケーション能力が求められます。

特に面接では、コミュニケーション能力に関して以下の点が見られています。

  • 質問に対して適切に答えられているか
  • 会話が一方通行でなく、キャッチボールができているか
  • 丁寧で感じの良い話し方ができているか

また、裏方として上司からの指示を正しく理解して動けるかも含めて評価されます。

誠実さ・真面目さを感じられるか

黒服の仕事は裏方である分、地道な努力や丁寧な対応が求められます。
そのため、採用担当者は長期的に成長しながら活躍してくれる黒服候補を求めています。

評価されるポイント

  • 受け答えが誠実でしっかりしている
  • 成長意欲や学ぶ姿勢がある
  • 小さな仕事でも手を抜かない姿勢が感じられる

人柄や真面目さが伝われば、未経験でも十分に採用される可能性があります。

もちろん人によって仕事の吸収スピードは異なりますが、店舗側はいつまでもゆっくりと成長を見守っている余裕がないことが実情です。

「できるだけ早く一人前の黒服になってほしい」と願っているため、真面目さや向上心があるかは面接担当者が必ずチェックしているポイントです。

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黒服面接で好印象を与える態度・受け答えのコツ

キャバクラの黒服(ボーイ)面接では、質問への回答内容はもちろん、態度や受け答えの印象も重視されます。

たとえ志望動機が良くても、話し方や姿勢に問題があると、それだけでマイナス評価になる場合もあるでしょう。

  • ハキハキとした落ち着きのある話し方を意識する
  • 適度に相づちをうつ
  • 面接担当者の目を見て話す
  • 礼儀正しい言葉遣いと姿勢を徹底する
  • 質問には結論から答える
  • 積極的に質問をする

ここでは、面接時に好印象を与えるための6つの具体的なポイントを紹介します。

ハキハキとした落ち着きのある話し方を意識する

黒服の仕事はお客様対応がメインのため、元気さと落ち着きは非常に重要です。

元気な黒服はお客様からの信頼も得やすく、お店全体に好印象を与えられるでしょう。

ハキハキとした話し方
元気な印象は接客において信頼感につながる→暗い印象だと、お客様に不安や不快感を与える恐れがある

落ち着いた話し方
早口だと内容が伝わりにくく、焦っている印象を与えてしまう→丁寧で冷静な受け答えができる人は、信頼を得やすくなる

好印象を与えるため、いつもより大きめの声で話すことを意識して受け答えしましょう。

また、緊張したり回答に迷った際は「少し考えさせてください」と時間を取ることもおすすめです。

元気に話せているか自分では分からない人は、家族や友人に見てもらって、好印象な話し方を身に付けましょう。

〈実際の体験談〉
最近、キャバクラの黒服の面接を受けて採用されました。面接では、いつも友達や家族と話すよりも、3倍くらい元気に話すようにしてましたね。暗いよりも、少しうるさいと思われるくらいの方が面接での印象はいいと思います。

適度に相づちをうつ

適度にあいづちを打つことによって、面接担当者の話に集中していることをアピールできます。

相づちがないと、自分は真剣に話を聞いているつもりでも、面接担当者からは以下のように判断される恐れがあります。

  • 本当に話を聞いているのかわからない
  • 会話の内容を理解しているのか読めない
  • じっと見つめられて話しづらい
  • 態度が冷たく感じる

相づちをうまく打てる人は「接客でもお客様に安心感を与えられそう」と好印象です。
面接担当者をリラックスさせるためにも、話すタイミングにあわせてうなずきましょう。

面接担当者の目を見て話す

適度なアイコンタクトは信頼感を高める重要な要素です。

ただし、目をじっと見すぎると逆効果になることもあるため、相手の顔の中心(目元~鼻筋)あたりを見て受け答えしましょう。

「緊張して目が見られない」という場合は、以下の対処法を取り入れてみてください。

  • ネクタイの結び目を見る
  • 面接官の肩や眉間を見る

自然な視線を心がけることで、自信があり堂々とした人物像をアピールしましょう。

礼儀正しい言葉遣いと姿勢を徹底する

面接では目上の人と話すマナーとして、礼儀正しい言葉遣いと姿勢を徹底しましょう。
ナイトワーク業界は「ゆるい」「適当でいい」というイメージを持っている人もいるかもしれません。

しかし、ナイトワークのお客様は企業の社長であったり、きちんとした会社に勤めていたりする方が多いです。

そういった人は礼儀に厳しい傾向があるので、礼儀正しくしないと「お店の質が悪い」と判断されてしまいます。

そのため、面接でも礼儀正しく接することができるかということは必ず見られます。

面接時に礼儀やマナーを備えているかチェックされるポイントは以下の通りです。

シーン注意点例
入店時約束時間の5分前に到着し、元気に「こんにちは」と挨拶する
待機中スマホを触らず、背筋を伸ばして静かに待つ
面接入室時ドアを3回ノック →「失礼します」→軽くお辞儀
会話中敬語を使用し、相手の話を最後まで聞く
面接終了時「本日はありがとうございました」と一礼

事前に一連の流れを把握して練習しておくことで、本番でも自然な振る舞いを目指しましょう。

〈実際の体験談〉

大学に黒服をやっている先輩がいたので、面接を受ける前に面接練習をしてもらいました。先輩にやってもらったので、練習では自然と敬語を使って礼儀正しく話せました。本番も練習と同じように礼儀正しくしていたら、無事に受かりました。あのとき練習に付き合ってくれた先輩には感謝しています。

質問には結論から答える

面接では「結論→理由→具体例」の順番で答えると、論理的でわかりやすい話し方を印象付けられます。

志望動機を聞かれた際の良い例と悪い例を、それぞれご覧ください。

良い回答例悪い回答例
貴店で働きたい理由は、接客経験を活かせると感じたからです。その理由は…昔から夜の業界に興味があって…それで、いろんなお店を見てきたなかで…

面接官は1日に何人もの候補者と話しています。
そのなかで印象的かつ回答を把握しやすい話し方ができることは、面接担当者から見ても非常に好印象です。

積極的に質問をする

面接の最後に「何か質問はありますか?」と聞かれたとき、きちんと質問をすることも好印象につながります。

面接の最後には、面接担当者から「何か質問はありませんか?」と問われます。

このとき極力質問して、黒服の仕事に対して真剣な姿勢をアピールしましょう。

また、質問は違法店やブラック店を見極めるうえでも重要です。

そこで、以下のような質問をすることで、安心して働けるお店であるか確かめることが大切です。

  • ノルマや罰金制度はありますか?
    厳しいノルマや罰金がないか事前に確認するために必要
  • 黒服にスカウトや客引き業務はありますか?
    スカウトや客引きは法令違反であり、業務に組み込まれている場合は違法店やブラック店である可能性が高い
  • 在籍スタッフの年齢層や人数はどれくらいですか?
    店舗の規模を把握できる。回答があいまいだった場合はスタッフがすぐに辞めてしまう店舗である可能性がある

高圧的な態度で質問を嫌がる店舗だった場合は、ブラック店である可能性がさらに高まるため注意が必要です。

黒服面接の際は質問を通して、自分で自分の身を守りましょう。

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黒服(ボーイ)の面接に落ちる人の特徴

落ち込む男性

有名店や人気店など倍率が高いお店でない限り、黒服の採用倍率はそこまで高くありません。

しかし、誰でも受かるわけではなく、NG行動により不採用となるケースもあるため、注意が必要です。

  • 服装や髪型に清潔感がない
  • 明らかな嘘をついている
  • 態度が悪く真剣さが感じられない
  • 当日までに面接練習をしていない

ここでは、黒服の面接で落ちやすい人の共通点4つを詳しく解説します。

服装や髪型に清潔感がない

見た目の清潔感は黒服の基本中の基本です。
お客様に対応する仕事だからこそ、第一印象は徹底して整えましょう。

清潔感がない身だしなみは、相手に対して以下のような印象を持たせてしまいます。

  • だらしがなさそう
  • 丁寧に仕事をしなさそう
  • 女性に対して配慮ができなさそう
  • 不健康で体力がなさそう

面接担当者は「この人が現場に立ったらどう映るのか」を想像しながら見ています。

見た目の印象が悪いとその時点でマイナス評価となり、他の点が良くても採用を見送られる恐れがあります。

そのため、黒服面接に臨む際は以下のポイントを意識して清潔感のある身だしなみに整えましょう。

  • シワのないシンプルな服装を選ぶ
  • 髪型を整えて、寝ぐせやフケに注意する
  • ヒゲは剃るか整えて清潔感を保つ
  • 香水は控えめに、タバコのにおいも極力消す

キャバクラ店で働く上で清潔感は最低条件です。

見た目だけで面接に落ちてしまわないように、身なりは徹底して整えて臨みましょう。

明らかな嘘をついている

面接で自分を良く見せたいからと、明らかな嘘や話の盛りすぎは避けましょう。

  • 経験を偽る(未経験なのに「前店で働いていた」と伝える など)
  • 自信がない部分をごまかしてはぐらかす
  • たくさんシフトを入れられると偽る

嘘によりその場では乗り切れたとしても、入店後にバレた際は一気に信用を失います。

店舗側も黒服には信頼感を重視しているため、誠実さや正直さを大切にしてください。

態度が悪く真剣さが感じられない

黒服の採用は「学歴・経験不問」である店舗が多いですが、そのぶん「人柄・姿勢・礼儀作法」がしっかりとチェックされます。

特に以下の態度は、面接担当者からの印象が悪くなるため絶対にやめましょう。

  • 足を大きく広げて座る
  • 腕を組んだり背もたれにふんぞり返って座る
  • 面接中にスマホをいじる
  • 質問に対してやる気のない返事をする
  • うつむいたままで目を見て話さない
  • タメ口や砕けた話し方で受け答えする

態度が悪い受け答えは「接客に向いていない」と判断されてしまいます。
黒服として真剣に採用を目指すなら、礼儀正しさと誠意のある態度を忘れずに臨みましょう。

当日までに面接練習をしていない

黒服の面接で聞かれる質問は、ほとんどが基本的な内容です。

にもかかわらず、ぶっつけ本番で受けると、緊張してうまく話せないことがよくあります。

  • 質問に対して支離滅裂な答えになる
  • 回答が長くなりすぎて何が言いたいのか伝わらない
  • 定型文のような志望動機で熱意が伝わらない

面接では自分の言葉で伝えることが、非常に大切です。

答えを丸暗記するのではなく、話す内容の骨組みを整理して面接に臨みましょう。

なお、黒服の面接で特に変わった質問がくることは稀で、基本的には共通の質問がなげかけられます。

よくある質問を当日までに復習し、実際に声をだして練習しておくことがおすすめです。

黒服の面接に関するよくある質問

黒服(ボーイ)の面接を控えている人からよく寄せられる質問にお答えします。

  • 黒服の面接はスーツじゃないとだめですか?
  • 銀座などの高級店の面接ではどんな対策が必要ですか?
  • 持ち物を何も指定されなかった場合はどうすれば良いですか?
  • 女性の場合は黒服面接でどんな服装が好印象ですか?

黒服面接における服装や対策方法などの不安を、ここで解消しておきましょう。

黒服の面接はスーツじゃないとだめですか?

スーツが無難ですが、手持ちがなければ必ずしもスーツである必要はありません。ただし、清潔感のある服装は絶対条件です。

スーツ以外でもOKな服装の例

  • 無地の白シャツ+黒やネイビーのスラックス
  • ジャケットスタイル(ネクタイなしでもOK)
  • 革靴またはきれいめのシンプルなスニーカー

派手なTシャツやジーンズ、ジャージは面接の場においてだらしない印象を持たせてしまうため絶対に避けましょう。

前提として、スーツを着ていけば「きちんとした人」という印象を与えやすいため、迷ったらスーツで行くのがベストです。

銀座などの高級店の面接ではどんな対策が必要ですか?

銀座や六本木のような高級エリアの店舗では、面接でも「所作・言葉遣い・身だしなみ」すべてにおいて高いレベルが求められます。

高級店対策のポイント

  • スーツ必須(ネクタイも着用が望ましい)
  • 革靴は磨かれているか確認
  • 髪型・ヒゲ・爪の手入れまで整える
  • 敬語を徹底し、姿勢よく受け答えする
  • 遅刻厳禁、5分前行動を心がける

また、高級店では面接担当者の人柄チェックもより厳重です。

誠実さや落ち着き、接客業としての立ち居振る舞いが面接でしっかり見られます。

不安な場合は、以下のような事前対策をして面接本番に備えましょう。

  • 模擬面接(友人や先輩に練習してもらう)
  • よくある質問とその答えを自分なりに整理
  • 高級店の公式サイト・SNSで雰囲気をリサーチ

持ち物を何も指定されなかった場合はどうすれば良いですか?

面接の連絡で持ち物に特に指定がなかった場合でも、最低限の準備はしておくことが大切です。

持ち物理由
顔写真付きの身分証年齢確認・身元確認のため
捺印(認印)採用の場合の雇用契約書へのサインのため
メモ帳応募店舗の情報や説明内容を記録するため
筆記用具書類記入がある場合に備えるため
スケジュールがわかるもの出勤希望日の相談用(スマホでも可)

店舗によっては住民票の写しや口座情報などが必要になることもありますが、事前に指示がない限りは初回の面接には不要です。

また、連絡先を伝えたりスケジュールを確認する際にスマホを使う場合は、充電切れにも注意しましょう。

女性の場合は黒服面接でどんな服装が好印象ですか?

女性が黒服(ガール)として面接を受ける場合も、基本的には男性と同様に「清潔感・落ち着き・丁寧さ」が伝わる服装を心がけましょう。

おすすめの服装例(女性の場合)

  • 白シャツ+テーパードパンツ+ローファー
  • ブラウス+黒の膝丈スカート(露出控えめ)
  • ジャケットを羽織るとよりフォーマルな印象に

一方で、以下の服装は避けることが無難です。

  • 胸元が開いた服やミニスカートなどの露出高めの服
  • カジュアルすぎるデニムやスウェット
  • 厚底ヒールや派手なアクセサリー

あくまでもキャストではなく黒服としての面接であるからこそ、上品で清潔感のある身だしなみを意識しましょう。

なお、メイクはナチュラルメイクでまとめることが基本です。

まとめ|黒服面接は服装選びと準備が重要

黒服の面接を成功させるには、第一印象と事前準備がカギとなります。

特に服装や髪型は、最初の印象を大きく左右します。スーツやきれいめの服装で清潔感を意識し、髪型・ヒゲ・爪などの細部まで整えることが大切です。

また、黒服の面接中は以下の態度を意識しましょう。

  • 元気よく、ハキハキ話す
  • 敬語で礼儀正しく受け答えする
  • 適度にあいづちをうち相手の話をよく聞く

将来的にしっかり稼ぎ、接客スキルも磨きたいなら、六本木・銀座などの高級エリアのお店で働くのがおすすめです。
こうしたお店では、黒服としての基本マナーやホスピタリティが身につき、社会人としても通用する実力が育ちます。

その中でもおすすめなのは、ハイクラスのお客様が多いチックグループです

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