黒服(ボーイ)はイケメンしか働けない?採用の実態と顔より大事なスキルを解説

キャバクラなどのナイトワークで「黒服=イケメンばかり」というイメージを持つ人は多いかもしれません。
そのため、「顔に自信がないと採用されないのでは?」と不安に思う方もいるでしょう。

しかし実際には、黒服は顔採用ではなく、仕事の正確さ・気配り・誠実さなどが重視される職種です。

本記事では、黒服(ボーイ)の採用実態とともに、イケメンでなくても活躍できる理由と実際に必要なスキルを解説します。

イケメンでなくとも黒服はモテる職業であることも追記しているため、ぜひ最後までご覧ください。

もくじ

黒服(ボーイ)はイケメンじゃなくても働ける理由と採用実態

キャバクラ業界は華やかなイメージが先行しがちですが、黒服はあくまでも裏方であり、イケメンかどうかは重視されません。

店舗全体の運営を支え、キャバ嬢やお客様をサポートする能力が求められます。

  • 黒服はキャバ嬢を引き立てる裏方だから
  • イケメンすぎない方が風紀の心配がないから
  • お客様からキャバ嬢との関係を疑われないから
  • 黒服は気配りや清潔感が求められる仕事だから
  • 見た目よりも仕事の正確さや対応力が評価されるから

ここでは、黒服がイケメンでなくても採用される理由について、詳しく解説します。

黒服はキャバ嬢を引き立てる裏方だから

キャバクラの主役はあくまでキャバ嬢であり、黒服は黒子のような存在です。
キャバ嬢として活躍するにはルックスが必要ですが、黒服は仕事ができるかどうかが問われます。

そのため、採用において重視されることは見た目ではなく、仕事の丁寧さや臨機応変な判断力・サポート能力です。

お客様が快適に過ごせるよう細やかな気配りができる人であれば、イケメンでなくても黒服として十分に活躍できます。

イケメンすぎない方が風紀の心配がないから

雇うキャバクラ店舗としても、イケメンすぎないほうが余計なトラブルを避けられると考えます。
特に多くのキャバクラ店舗で厳重に禁止されているルールが風紀です。

風紀とはキャバ嬢と黒服が付き合うことで、大事な商品であるキャバ嬢に手を出すことは厳禁です。

店舗によっては、トラブルを避けるためイケメンすぎる男性はあえて採用しない場合もあります。

恋愛や嫉妬が原因で店舗の雰囲気が悪くなることを防ぐため、落ち着いた普通の容姿の男性である方が重宝される傾向にあります。

お客様からキャバ嬢との関係を疑われないから

イケメンな黒服が多いと、お客様が「イケメンだからお気に入りのキャバ嬢も奪われそう」と誤解してしまう恐れがあります。

そのため、あまりに目立つ容姿よりも、誠実で控えめな印象の人のほうが疑惑を持たれづらく、店舗としても不要なトラブルを減らせます。
黒服は裏方であるからこそ、容姿で目立たないことが信頼に繋がりうる仕事です。

黒服は気配りや清潔感が求められる仕事だから

黒服に必要なものは外見の良し悪しではなく、細かな気配りと清潔感です。

黒服の主な仕事として、以下が挙げられます。

  • お客様のドリンクや灰皿の交換
  • キャストが困っていないかの確認
  • 店内全体の状況把握 ほか

いずれの仕事も、店内を細やかに見回して自分から仕事を見つけて臨機応変に動く能力が求められます。

一見地味に見えるこれらの仕事を円滑に進められることが、お店の信頼と再来店に直結します。

「清潔感がある」「明るく気が利く」方であれば、容姿を問わず黒服として評価されるでしょう。

見た目よりも仕事の正確さや対応力が評価されるから

黒服の評価は、ルックスではなくトラブル対応や段取りの正確さによって決まります。

キャバ嬢同士のトラブルを仲裁したり、お客様の要望に迅速に対応したりと、冷静な判断力と柔軟な対応力が求められる場面は多く存在します。

そのため、外見よりも信頼感・機転・責任感のある行動ができるかどうかが、採用や昇給に直結します。

黒服(ボーイ)がイケメンかどうかよりも評価されるスキル6選

キャバクラの黒服は「イケメンだから評価される」わけではありません。

実際には店舗運営やキャストサポートなど、多岐にわたる業務をこなす能力が求められます。

  1. 身だしなみの清潔感
  2. 店舗全体を見渡せる視野の広さと判断力
  3. キャバ嬢とお客様の間を取り持つ調整力
  4. お酒やフードの知識
  5. 従業員をまとめるリーダーシップ
  6. キャストのメンタルケア・育成能力

黒服として本当に求められる6つのスキルについて、詳しく解説します。

1.身だしなみや清潔感

キャバクラは接客業の中でも特に「見られる」仕事です。

黒服も例外ではなく、食事やお酒を楽しめる高級感のある店内にふさわしい、清潔感のある身だしなみが求められます。 

お客様やキャストに不快感を与えないことは基本中の基本。
髪型やスーツの着こなし、靴の手入れなど細かい部分にまで気を配ることで、信頼される印象を与えられます。

清潔感のある黒服は、店全体の雰囲気を良くし、キャストやお客様からも好かれる存在を目指せるでしょう。

2.店舗全体を見渡せる視野の広さと判断力

黒服は店内の全テーブルを把握し、常に「次に何をすべきか」を考えて動く必要があります。
お客様が楽しめているか、ドリンクの提供が遅れていないか、キャストの動きはスムーズかなど、見るべき要素は多岐にわたります。

そうした複数の情報を同時に処理し、優先順位をつけて行動できる判断力こそが、黒服として評価されるうえで欠かせません。

3.キャバ嬢とお客様の間を取り持つ調整力

黒服は、お客様とキャスト双方の橋渡し役でもあります。 
場内指名や席の入れ替えなどのタイミングを見計らい、双方が気持ちよく過ごせる空気を作ることも黒服の腕の見せどころです。

愛嬌があり、誰とでも自然に会話できる人ほど、常連客にも信頼されやすくなります。
イケメンでなくても、気配りと愛想の良さがあれば「できる黒服」として評価されるでしょう。

4.お酒やフードの知識

店舗によっては黒服が席につき、キャバ嬢のヘルプとしてお客様と一緒にお酒を飲むケースもあります。

そのため、基本的なアルコール知識や提供マナーを知っておくと重宝されます。

「このお酒にはどんな飲み方が合うか」「どんな料理が人気か」などの知識があれば、自然と会話の幅も広がり、接客の質も高められるでしょう。

5.従業員をまとめるリーダーシップ

黒服はキャバ嬢だけでなく、ホールスタッフやバーテンダーなどをまとめる立場になることもあります。

特にベテラン黒服になると、売上管理やキャスト育成などのマネジメント業務を任されるため、チームを動かすリーダーシップが必要です。 

状況を冷静に判断し、トラブルが起きた際に的確に対応できる人は、店長やマネージャーへの昇格も期待できます。

6.キャストのメンタルケア・育成能力

キャバ嬢は日々多くのお客様を接客し、ときには恋愛感情を絡めた対応で精神的に疲れてしまうこともあります。

黒服の重要な役割の1つが、そんなキャストの心の支えになることです。 
相談を受けて気持ちを立て直すサポートをしたり、売上アップのためのアドバイスをするなど、メンタルケアと育成の両面が求められます。

女性に寄り添う包容力と的確な指導力が、イケメンか否か以上に重視される資質だといえるでしょう。

実例紹介!黒服(ボーイ)経験のある有名人

黒服経験者の中には、意外な有名人も多く存在します。

  • 土井ちゃん(エースグループ ひめかさんの付人)
  • 松下副社長(エースグループ 副社長)
  • とろサーモン 久保田(お笑い芸人)
  • ニレンジャー 林(お笑い芸人・キャバクラ経営者)

彼らに共通するのは、見た目よりも「人当たりの良さ」や「場を盛り上げる力」で信頼を得ていた点です。

つまり、黒服として成功するかどうかはルックスではなく、対応力やサポート能力が重要だといえます。

土井ちゃん

土井ちゃんはエースグループのトップキャバ嬢『ひめか』さんの付き人として有名になった黒服です。
甘いマスクをしており、可愛い系のイケメンといえます。

松下副社長

『松下副社長』とは、土井ちゃんが務めるエースグループの副社長です。
ベテラン黒服でかなりの実力者としても知られています。ザ・イケメンではありませんが、話しやすい雰囲気を持った黒服さんです。

とろサーモン久保田

お笑い芸人の『とろサーモン久保田』さんも、実は風俗店の黒服として働いていました。
イケメンと呼ばれるルックスではありませんが、抜群のマイクパフォーマンスでお客様から愛されていたそうです。

二レンジャー林

お笑い芸人『ニレンジャー林』さんは、実は2店舗のキャバクラを経営している店長です。

お笑い芸人としての知名度は低いですが、夜の街では有名なんだとか。ルックスはイケメンとは呼べませんが、優秀な黒服です。

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黒服はイケメンではなくてもモテる理由

キャバクラの黒服(ボーイ)は「イケメンが多い」「モテる仕事」というイメージを持たれがちで、実際にモテる方もいます。

しかし、モテる理由は顔立ちではなく、立ち振る舞いや内面に惹かれるケースが多く存在します。

  • 接客を通して身だしなみや立ち振る舞いが洗練されるため
  • 女性と接する機会が多く気遣いが上手くなるため
  • 仕事を通してコミュニケーション能力を伸ばせるため
  • 高収入を目指しやすく金銭的に余裕が生まれるため

ここでは、黒服がイケメンでなくてもモテる理由を具体的に解説します。

接客を通して身だしなみや立ち振る舞いが洗練されるため

黒服は接客のプロとして常に清潔感と身だしなみを求められます。

スーツ姿で立ち居振る舞いにも気を配り、髪型や靴の手入れなど細部まで整えておくことが当たり前です。

そのため、自然と「清潔でスマート」な印象が身につき、女性の目を惹ける立ち振る舞いが自然にできるようになる可能性があります。 

イケメンかどうかは顔立ちだけではなく、きれいな姿勢や所作も大きく印象を左右するからこそ、黒服の仕事で身に付くきれいな振る舞いからモテる方もいます。

女性と接する機会が多く気遣いが上手くなるため

黒服の仕事では、お客様だけでなくキャバ嬢とも密に関わる機会が多くあります。

そのため、女性の気持ちを読み取る力や、言葉の選び方・タイミングなどの「気遣いスキル」が自然と磨かれていきます。

特にキャバ嬢の愚痴や悩みを聞く機会が多く、共感したり励ましたりするうちに、優しさや包容力を身に付けられるでしょう。

この「聞き上手さ」や「気配りのうまさ」が、プライベートでの女性の扱いの上手さにもつながっていきます。

仕事を通してコミュニケーション能力を伸ばせるため

黒服は、ホール業務だけでなくスタッフ同士・お客様・キャストとの調整役としての役割も担います。

多くの人と関わる中で、相手のタイプに合わせた会話術や立ち回りが上達し、コミュニケーション能力が自然と磨かれていくでしょう。

その結果、どんな方とも初対面から会話を楽しめる能力が身に付くきっかけとなり、人間的な魅力として備わります。

社交的で場の空気を読める黒服は、恋愛面でも信頼されやすく、長く好かれる傾向があります。

高収入を目指しやすく金銭的に余裕が生まれるため

黒服の仕事は、経験を積めば昇給や歩合が発生するため、高収入を狙える職種です。

店舗の運営に関わるポジションに昇格すれば、年収500万円以上も目指せるでしょう。

加えて、黒服は出世や独立により店舗経営に回れるキャリアの選択肢もあり、人気店の経営に携われればさらなる高収入も期待できます。

結婚も前提とした恋愛では、収入面も無視できません。

金銭的な余裕が心の余裕や自信が付き、頼もしさや人当たりの良さにつながる場合もあり、女性からモテる要因となる場合もあります。

イケメンじゃなくても黒服として成功するコツ

黒服(ボーイ)の仕事は見た目の良し悪しよりも、信頼される印象を与えることが重要です。

特にキャバクラ店内では、接客マナーや立ち振る舞いがお客様やキャバ嬢の信頼につながるでしょう。

  • 清潔感を意識して身だしなみを整える
  • 丁寧な言葉遣いを徹底する
  • 姿勢を正して背筋をまっすぐ伸ばす
  • スーツは崩さず正しく着る

ここでは、イケメンでなくても黒服として成功できるための4つのポイントを紹介します。

清潔感を意識して身だしなみを整える

黒服として最も大切なことは清潔感です。

  • 髪型を整える(寝ぐせはNG)
  • ヒゲや爪の手入れを怠らない
  • シワのないスーツを着る
  • 汚れのない手入れされた靴を履く

顔立ちに自信がなくても、清潔で爽やかな印象を保つことで好感度は一気に上がります。

キャバクラは飲食を提供する店舗であるからこそ、清潔感は必須のため、身だしなみを整えることは面接や日々の出勤で徹底しなければいけないポイントです。

丁寧な言葉遣いを徹底する

黒服はお客様・キャバ嬢・スタッフ全員と関わる立場のため、丁寧で落ち着いた言葉遣いが求められます。

言葉遣いひとつで印象は大きく変わり、礼儀正しい黒服は信頼されやすくなるでしょう。

特にお客様に対しては、声のトーンを落ち着かせ、相手の立場を尊重した受け答えを心がけることが大切です。

「外見よりも話し方が洗練されている人」は、キャストやお客様から好かれる傾向にあります。

姿勢を正して背筋をまっすぐ伸ばす

姿勢は印象を左右する大事なポイントです。

猫背やだらしない立ち方をしていると、どんなにきれいで高級なスーツを着ていても頼りなく見えてしまいます。

背筋を伸ばし、肩を開いて堂々と立つだけで「誠実」「安心感がある」といった印象を与えられます。
立ち姿や歩き方など、基本的な所作を意識するだけでも黒服としての格を高めましょう。

スーツは崩さず正しく着る

黒服はスーツが制服であり、他人から最も見られる姿です。
ジャケットのサイズ感やシワ、ネクタイの結び方・靴の磨き方など、細かい部分にも気を配りましょう。

スーツを正しく着こなすだけで「できる人」という印象を与えられ、外見に頼らず信頼を得られます。

シンプルでもきちんと感のあるスタイルで、黒服としての信頼感を高めましょう。

まとめ|黒服はイケメンかよりも気配りと信頼が武器になる

黒服はイケメンでなければ務まらない職業ではありません。

むしろ、清潔感や言葉遣い・姿勢など、誠実で信頼感のある人柄を印象付ける立ち振る舞いを身に付けた人ほど活躍できます。

つまり、キャバクラの黒服は容姿よりも中身で勝負でき、努力次第で誰でも道が開ける職業です。

自分の印象を磨き、誠実な対応を積み重ねていけば、必ずお客様やキャバ嬢から信頼される存在になれるでしょう。

誠実さを前面に出して黒服として活躍したい方は、『チックグループ』のような老舗で格式高い高級クラブがおすすめです。

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