「キャバクラの黒服とホストって、どんな仕事をしてるの?」
「黒服とホストなら、どっちの方が稼げる?」
「結局、黒服とホストはどっちがいいの?」
ナイトワークの仕事を始めようと思っている人の中には、黒服とホストのどちらをしようか迷っている人も多いでしょう。
そこでこの記事では、キャバクラの黒服とホストの仕事内容と収入を比較し、結局どちらがいいのかを解説します。
ナイトワークの仕事を始めようと思っている人はぜひ参考にしてください。
黒服(ボーイ)とホストの仕事内容を比較
黒服とホストはどちらもナイトワークですが、黒服は裏方、ホストは主役といった点が大きく違います。
ここでは、黒服とホストの仕事内容を体力・会話・スキル・知識・飲酒の5項目で比較していきます。
以下の表を参考に、自分の特徴と照らし合わせながら向いている職業を見極めましょう。
黒服(ボーイ) | ホスト | |
---|---|---|
体力 | 必要 | 不要 |
会話 | 不要 | 必要 |
スキル | 不要 | 必要 |
知識 | 不要 | 必要 |
飲酒 | 不要 | 必要 |
黒服(ボーイ)はホストに比べて体力を使う
黒服は結構体力を使います。
なぜなら、開店から閉店まで活発に動き回ることが多いからです。
黒服の主な仕事は以下の通りです。
- 店内を掃除する
- ドリンクやフードの注文を聞く
- キャストの付け回しをする
- 備品の買い出しに行く
- 女の子の管理をする
時には、上記の仕事を並行してやることを求められます。
そのため、営業中は休む暇がほとんどありません。
一方、ホストは座って接客することが多いので、あまり体を動かしません。
酒を飲むことは多いものの、ホストはあまり体力を使わないです。
黒服の仕事はきついかどうか知りたい方は、こちらの記事を参考にしてください。
黒服(ボーイ)はホストと比べ会話が少ない
黒服の仕事では、キャストや黒服との会話はありますが、お客様との会話はほとんどありません。
なぜなら、お客様を接客し、もてなすのはキャストの女の子の仕事だからです。
黒服の仕事は口下手でも問題なくこなせます。
一方、ホストは女性との会話がメインの仕事です。
いくら顔が良くても、会話ができないホストは売れません。
ホストとして売れるためには、女の子を満足させ自分の虜にさせる会話術が必須です。
黒服(ボーイ)はホストと比べスキルは必要ない
黒服に必要なスキルは、視野の広さとキャストの裏方として臨機応変に行動できることです。
ホストのような接客スキルは必要ありません。
一方、ホストは自分が主役になるので、お客様を満足させる接客スキルが必要になります。
具体的な接客スキルは以下の通りです。
- 相手と温度感をうまく合わせる
- 悩みに対してアドバイスするときは上から目線にならないようにする
- 相手の話をじっくりと聞く
上記のようなスキルはすぐには身に付きません。
時には、休みの日を使って接客の練習をするなど、ストイックな姿勢も必要になってきます。
黒服の仕事内容を知りたい方は、こちらの記事を参考にしてください。
黒服(ボーイ)はホストと比べ知識が不要
黒服は専門的な知識は必要ありません。
覚えることもそんなに多くはないので、経験していくうちに仕事に関する知識は自然と身に付いていきます。
一方、ホストは様々なタイプの女の子と話をしなければいけません。
例えば、ホストに来る女の子のタイプは以下の通りです。
- 清楚系
- ギャル系
- メンヘラ系など
どんな女の子の話にもついていくためには、日々女の子が好きそうな話題に関しての知識を取り入れていく必要があります。
その場のノリや勢いだけでは、ホストとして成功することはできません。
黒服(ボーイ)はホストに比べ飲酒が少ない
キャバクラでは、キャストの女の子がメインになります。
そのため、黒服は基本的にお酒を飲みません。
中には、黒服の飲酒を禁止しているお店もあります。
お客様に気に入られて飲酒を勧められることはありますが、そういったことはほとんどないです。
一方、ホストはお酒を飲むことが仕事といっても過言ではありません。
特に、新人ホストや売れていないホストは、ヘルプとして売れっ子ホストの代わりにお酒を飲みます。
もちろん、お酒を飲めなくても稼げるホストはいます。
しかし、そういったホストは容姿や接客スキルがずば抜けていることが多いです。
お酒を飲めなくても売れるのは、ほんの一握りのホストだけです。
黒服のバイトはお酒が飲めなくてもできるか不安な方は、こちらの記事をご覧ください。
結論:黒服(ボーイ)のほうが続けられる
ホストは人によって向き不向きが激しい仕事になります。
売れっ子ホストになれば年収1000万円超えも難しくありません。
しかし、稼げるのはほんの一部のホストだけで、そもそも続かないホストも多いです。
一方、黒服は大金を一気に稼ぐことはできませんが、ホストに比べて堅実に稼ぐことができます。
年齢による収入の落差もないので、長く続けるのにも向いています。
長く安定して稼ぎたいなら、ホストよりも黒服の方がオススメです。
黒服として正社員を目指したい方はこちらの記事をご覧ください。
どっちが稼げる?!黒服(ボーイ)とホスト
ここでは、みなさんが気になるであろう黒服とホストの収入面を解説します。
黒服とホストのどちらが稼げるか気になる人はぜひ参考にしてください。
ホストの収入は青天井
ホストのランクと年収は以下の通りです。
ランク | 年収 |
---|---|
新人(売れないホスト) | 0~300万 |
中堅プレイヤー | 300万~1,000万 |
No1クラス | 1,000万~1億 |
業界トップ | 1億~3億 |
新人ホストや売れていないホストの年収はかなり低いです。
ほとんどのホストはうまく指名が入らず、食べていくのがやっとになります。
ただし、丸1年も最低報酬のプレーヤーもそう多くはありません。
なぜなら、ホストは辞めるか売れるかのどちらかになるからです。
黒服(ボーイ)の収入は堅実
黒服のランクと年収は以下の通りです。
ランク | 年収 |
---|---|
アルバイト | 時給1,300円~1,600円 |
正社員 | 330万~420万 |
幹部候補 | 420万~600万 |
店長 | 600万~1,200万 |
黒服はホストに比べると、年収が見劣りすると感じる人も多いでしょう。
しかし、安定的に稼げるのは確実に黒服の方です。
着実に仕事を覚え、最終的にお店を任せてもらえる店長になれば年収1000万円も夢ではありません。
最初はアルバイトからのスタートになりますが、実績を積めばすぐに正社員になれるお店が多いです。
黒服の年収や給料を知りたい方は、こちらの記事を参考にしてください。
結論:黒服(ボーイ)のほうが稼げる
1、2年間だけ比較するのであれば、ホストの方が圧倒的に稼げます。
しかし、ホストは年齢とともに人気がなくなり、30代以上になるとほとんど稼げなくなります。
ホストは人気があれば短期的には稼げるものの、長期に渡る安定性は保証されていません。
一方、黒服は年齢に関係なく、50代〜60代になっても仕事が続けられます。
黒服は自分の人気によって給料が上がったり、下がったりすることはありません。
そのため、たとえ年齢が上がったとしても、給料が大きく下がることはないのです。
あなたはどっち?タイプ別の職業適性
ここでは、タイプ別に黒服とホストのどちらが向いているのかを解説します。
まだどちらで働こうか迷っている人はぜひ参考にしてください。
スポーツ万能タイプ
黒服はホストに比べて店内を動き回るので、体力を使います。
そのため、学生時代にスポーツをやっていて体力に自信がある人は黒服が向いています。
一方、ホストは基本的に座って接客をするので、そこまで体力は必要ではありません。
ホストに必要なのは体力というよりも、容姿や接客スキルです。
秀才タイプ
学生時代から賢い人は仕事覚えが早く、要領が良い傾向があります。
そういった秀才タイプは、卒なく仕事をこなすことが求められる黒服が向いています。
一方、ホストに必要なのは賢さではなく、顔の良さやコミュニケーションスキルです。
もちろん、賢さを持っていることはマイナスにはなりませんが、それだけでは売れっ子のホストにはなれません。
クラスの人気者タイプ
その場を楽しませることができるクラスの人気者タイプはホストに向いています。
ホストに来るお客様の中には、カッコいい男性との楽しい会話が目当ての女の子も多いです。
人気者タイプの中でも、状況に応じて臨機応変に行動できる人は黒服に向いています。
イケメン!女子ウケするタイプ
容姿が良く、女子ウケするタイプはホストに向いています。
やはり顔が良いホストは女の子からの人気も高いです。
ただし、黒服でもキャストを管理する仕事があります。
女子ウケする黒服だとキャストの女の子も言うことを聞いてくれる可能性が高いので、イケメンタイプの人は黒服にも適性があります。
優しいタイプ
誰にでも優しくできるタイプは、陰ながらキャストやお店を支える黒服の仕事が向いています。
一方、優しいだけのタイプはホストには向きません。
なぜなら、ホストは優しいというよりも、「売上で他の人に絶対に勝ってやる」という負けん気の強さの方が大事だからです。
まとめ:黒服(ボーイ)に適性がある人は多い
ホストは容姿や接客スキル、ある種のカリスマ性が必要になります。
そのため、誰でもホストとして成功するわけではありません。
もちろん、人気になれば年収1000万円以上も難しくないですが、そういったホストはほんの一握りです。
一方、黒服は体力と誠実さがあればどんな人でもできます。
また、上記に紹介したどんなタイプの人も黒服の適性があります。
ホストクラブにも黒服(ボーイ)はいる?
黒服はホストクラブにもいます。
ホストクラブの黒服は「内勤」と呼ばれます。
内勤の仕事は以下の通りです。
- ホストの勤怠管理
- 入店時の対応
- キャッシャー業務
- ホーム業務
キャバクラの黒服と仕事内容はほとんど変わりません。
キッチン業務に関しては、調理師免許を持った専属のシェフが担当することが多いです。
内勤はホストのようにお客様と会話することはほとんどありません。
しかし、ホストクラブの内勤の仕事はそもそも「求人数が少ない」という欠点があります。
求人数が少ない理由については、これから詳しく解説していきます。
内勤はホスト上がりが占める
自分1人ではお店の売上に貢献できないけれども、周りをサポートするのが上手い元ホストは内勤に転職することが多いです。
そういった元ホストはみんなから慕われていて、お店の決まり事や仕事の進め方をきちんと分かっています。
そのため、内勤の仕事にもすぐに適応することができます。
内勤のトップは元々No入りのプレイヤー
内勤のトップはマネジメント業務を兼任するため、売れっ子プレイヤーが就任することが多いです。
内勤のトップは「代表」「取締役」といった肩書を持ちます。
基本的には、部下を育てるのが上手い人が内勤のトップに選ばれます。
そのため、外部から入ってきた人がいきなり内勤のトップになることはできません。
ホール業務は新人やヘルプホストが担当
ホストクラブには、キャバクラより多くのホストが在籍し、毎日出勤しています。
その中で、暇を持て余す新人や売れないホストはヘルプやホーム業務に回ります。
いわゆるキャバクラの黒服のような存在は、ホストクラブにはほとんど必要ありません。
ホストクラブのホール業務は少ない
先ほども言った通り、ホストではヘルプ役がオーダーを取ることが多いです。
そのため、ホールの業務量はキャバクラに比べて少ないです。
開店・閉店の掃除なども、新人のホストや売れていないホストが担当します。
そういったホストは指名数が少ないので、そもそも時間が余っているのです。
ホストクラブの黒服は狭き門
内勤は基本的に元ホストが担当し、雑用は売れないホストや新人が行うことが多いです。
そのため、ホストクラブの黒服の求人は少ないです。
ホストクラブの内勤は離職率も低くなっています。
なぜなら、ノルマやプレッシャーがなくて会社員よりも稼ぎやすく、ホストのようにお酒をたくさん飲む必要がないからです。
辞める人がそもそも少ないので、募集自体も少なくなっているというわけです。
もしホストの内勤で働きたいなら、そもそも募集が多い新店舗や大型店舗を狙う必要があります。
ホストクラブの黒服とキャバクラの黒服を比較すると、キャバクラの黒服の方が求人数が多いです。
あなたも黒服(ボーイ)に挑戦してみよう
本記事では、黒服とホストの仕事内容や収入、結局どっちが稼げるのかを解説しました。
ホストは人気になればかなり稼げます。
ただし、30歳を越えて人気がなくなると、大きく稼ぐことは難しいです。
一方、黒服はホストのように大きく稼ぐことはできませんが、ホストよりも堅実に稼げます。
また、黒服はお酒をあまり飲まないので、体を壊すこともありません。
長く安定して稼ぎたいなら、ホストよりもキャバクラの黒服がおすすめです。
黒服としての実力をつけて稼ぎたいなら、職場環境と客層が良い銀座や六本木など都心のお店で働きましょう。中でもおすすめなのは、ハイクラスのお客様が多いチックグループです。