キャバクラで働くなら、知っておくべきタブーがあります。
お客様と直接関わることがキャストよりも少ない黒服でも、タブーを知らなければ気づかないうちにNG行動をとってしまうので注意が必要です。
また、知識がなければキャストに指導することもできません。
この記事では、キャバクラにおけるタブーを7つ具体的にご紹介させていただきます。
「黒服として失敗したくない」
「キャストにやってはいけないことを正しく伝えたい」
などとお考えの方は、ぜひ参考にしてください。
黒服(ボーイ)の仕事や給料についてはこちらもチェックしてみてください。
1. 無断欠勤・遅刻をする
1つ目のタブー行為は、無断欠勤や遅刻です。
「夜職は自由に出勤できるイメージがある」という方もいますが、無断欠勤や遅刻については厳しい扱いをしているお店がほとんどです。
なぜかというと、お客様がキャストに会いに来たのにそのキャストが無断欠勤や遅刻でいない場合、来た意味がなくなってしまうからです。
「もうこのお店を利用するのはやめよう」と、次の来店チャンスを逃してしまうことにもなりかねません。
キャスト一人の問題ではなくお店全体の売上の問題にもなってくるので、日頃から無断欠勤や遅刻はさせないようにスケジュール管理や自己管理を徹底してもらうことが重要です。
お店によって罰金が定められていることが基本となっており、罰金が続くとキャストのモチベーションもなくなってきます。
日常的にキャストと良い関係を築いて「欠勤や遅刻は申し訳ない」と思ってもらえるようにしましょう。
寝坊して無断欠勤してしまうことが何度かあってお客様からもお店からも信用をなくして働きにくくなってしまった……
2. 他のキャストのお客様の横取り、通称バクダン行為
2つ目のタブー行為は、他のキャストのお客様を横取りすることです。
横取りはキャバクラではバクダン行為と呼ばれ、NG行為とされています。
ヘルプで、すでに誰か別のキャストを本指名しているお客様の席についた場合には、あくまでもヘルプとして仕事をしてもらわなければなりません。
連絡先の交換をしたり、名刺を渡したりせず、ヘルプに専念してもらいましょう。
ドリンクもお客様の方から勧められたら良いですが、ヘルプからねだるのはNGです。
バクダン行為をしてしまうと、お店によって金額は違いますが罰金を支払わなければならないこともあります。
それだけではなくキャスト間の関係も悪くなって皆が働きにくくなるので要注意です。
まだキャバクラ経験が浅いキャストには、ヘルプの前にバクダン行為について伝えることをおすすめします。
他のキャストのお客様が優しくしてくださるから仲良くしていたら、指名変えしてもらったけれどバクダンだと怒られて店にいにくくなった……
3. キャスト・黒服の個人情報を話す
3つ目のタブー行為は、キャストや黒服の個人情報を話すことです。
自分の個人情報についてはあまり話さないように警戒している女性が多いですが、他のキャストや黒服についてはついつい話してしまう方も少なくありません。
しかしそうなると、本人が知られたくないことを広めてしまいトラブルに繋がります。
お客様からキャストや黒服について聞いてくることもありますが、知っていることも知らないフリをして乗り切ってもらうことが重要です。
特に悪い印象を受けるような情報をお客様に流すキャストには厳しく注意しなければなりません。お客様も「楽しんでお酒を飲みたい」と思ってお店に来ているからです。
キャストとは日常的に信頼関係を築きながら「人の話を勝手にすると自分が損する」と伝えていきましょう。
ヘルプでついた席でお客様に本指名の子の住んでいる場所を聞かれたから最寄駅を教えたら後からかなり怒られて取り返しがつかないことをしたと気づいた。
4. 風紀をする
4つ目のタブー行為は、風紀と呼ばれるキャストと黒服が交際する行為です。
風紀がお客様に知られてしまうと「裏切られた」と感じてお客様がお店に来なくなることがあります。
また、キャストが黒服に夢中になると、お客様への接客態度もいい加減になりやすいです。
したがって、風紀に繋がりかねないような色恋管理も避け、誤解を受けるような行動は一切しないようにしましょう。
ちなみに、色恋管理とは恋愛関係になることでお店に在籍してもらうことです。
風紀に違反すると、罰金やクビになるお店がほとんどとなっています。
どうしても気持ちが止められずに黒服と付き合ったけど、ずっとバレないか怖かったし結局バレてクビになってしまった。
ボーイ(黒服)とキャバ嬢のリアルな風紀事情についてはこちらもチェックしてみてください。
5. 裏引きをする
5つ目のタブー行為は、裏引きです。
裏引きというのは、お店を通すことなくお客様から直接お金を受け取る行為を意味します。
裏引きをしてしまうとお店の売上にならないので、どのキャバクラでも禁止しているNG行為です。直接お金を渡すということでお客様もキャストにさまざまな期待をしてしまい、トラブルにもなりやすいでしょう。
もしも違反してしまうと罰金やクビとなる場合がほとんどなので、キャストにも注意を常に促す必要があります。
普段からキャストの持ち物や身なりに気を配り、売上や指名数が変わっていない、もしくは減っているのに使えるお金が大幅に増えていないか目を光らせておきましょう。
目の前のお金に目がくらんで裏引きをやってしまったけど、お店はクビになるしお客様からも追い回されるし最悪でしかなかった。
裏引きについて知りたい方はこちらを参考にしてください。
6. キャッチ・客引きをする
6つ目のタブー行為は、キャッチや客引きです。
夜のお店といえば客引きをしているイメージがあるかもしれませんが、実は風営法や迷惑防止条例で禁止されています。
公共の場所でつきまとったり立ち塞がったりしてお店に来てもらうように促すのはNGです。
さらにはビラ配りも禁止されているので、路上で来店を促すのは難しいでしょう。
違反すると罰金や営業停止となるので、いくら客数を増やしたいとしても行ってはいけません。
キャストが指名欲しさにリスクを知らないまま行ってしまう可能性もあるので、定期的にキャッチや客引きタブーであることを伝えておいてください。
指名をどうしても増やしたくて出勤前に客引きしたら、相手が私服警官でお店が営業停止になってしまった……
その他危険な行為をキャストや黒服にさせる危ないお店の情報はこちらをご覧ください。
7. キャストを他店から引き抜く・勧誘する
7つ目のタブー行為は、キャストを他店から引き抜いたり勧誘したりすることです。
他店舗からキャストを引き抜くと、引き抜かれたお店は1人分の売上が急に無くなり損害が発生してしまいます。
夜の業界では噂はすぐに広がりますし、引き抜いてきたお店からはずっと恨まれることになるでしょう。
女性としても「評判の良いお店で働きたい」と考えるので、長期的に見ると新規キャストの採用も難しくなります。
どうしても他のお店から移籍してきてもらいたい場合には、事前にそのお店としっかり話し合ってください。
お店の売上アップのために他店の人気キャストを引き抜いてきたら、お店同士で揉めてしまった。店長にかなり怒られて店をクビになった。
まとめ
今回はキャバクラで働くにあたって、キャストも黒服も知っておくべきタブー行為を7つご紹介しました。
行為によってはお店が営業停止になることもあるので、注意しておかなければなりません。
ちなみに、お店によっては稼ぐためにタブー行為をあえてやらせようとするケースもあります。
そういったお店で働くとトラブルに巻き込まれることが多く、黒服としての成長も期待できません。六本木や銀座のような都心のキャバクラの方がまともに運営している確率が高いので、できるだけ都心エリアで働きましょう。
特にグループ経営しているお店なら、コンプライアンスもしっかりしていて安心です。
お店選びに悩んだら黒服を含めたすべての関係者の幸せを考えている「チックグループ」をぜひチェックしてみてください。