「黒服バイトはきついって聞いたけど、実際はどうなの?」
知恵袋で黒服のバイトについて調べてみると、以下のような回答がありました。
「酔っ払いの対応が大変」
「キャバ嬢に囲まれて楽しそうと思って始めたら痛い目に合った」
「きつい仕事。時給に目がくらんだけならやめておいたほうがいい」
やはり厳しい意見が多いですね。
- 黒服バイトの大変なこと
- 黒服バイトで苦労するところ
- きついと感じた業務内容の体験談
この記事では、具体的に黒服バイトのどんなところがきついのか、実際に働いていた人の体験談を元に紹介します。これから黒服として働くつもりの人はぜひ参考にしてください。
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黒服のバイト経験がある人に聞いてみた
ここでは、現在35歳のKさんに、黒服バイトの経験について聞いていきます。
Kさんは20歳の頃に、都内の小さなキャバクラで働いていました。
Kさんの体験を読めば、黒服バイトのどんなところがきついのかが見えてくるでしょう。
黒服のバイトが怖いかどうかをより詳しく知りたい方はこちらも参考にしてください。
黒服バイトはどんなところがきつかったですか?
働いている人数が少なく仕事量が多くなるのが一番きつかったです。
私が働いているキャバクラは小さかったので、働いているのは店長と社員さん1人と自分だけでした。
特に、開店準備は2人だけでやることが多く、結構大変でした。
人数が少なかったので、営業中も満席状態になると、常に動き回っている感じでしたね。
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- 最適な目標を上司と相談しながら設定できる
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開店準備は大変でしたか?
バイトを始めてすぐのときは結構きつかったです。
特に、開店から営業開始までの1〜2時間はかなり慌ただしく開店準備をしていました。
開店準備では、具体的に以下のような仕事をやってました。
- 店内の掃除
- 食器を洗う
- 備品の補充
- テーブルのセット
- ビール樽の交換
- ドリンク類の補充
- ボトル類の管理
- 備品の買い出しなど
やる順番とかは決まっていなくて、その場その場に応じて店長から指示が出て仕事をやる感じです。
でも、きついのは最初の頃だけで、慣れたらどうってことはないですけどね。
黒服の仕事内容をより詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてください。
面接もやっていたんですか?
やっていました。
面接のときは気に入ってもらえるように、迎えに行って愛想よく振舞っていました。
時給が結構安いお店だったので、なかなかキャストに入店してもらえなかったのがきつかったです。
交渉してもうちのお店では働いてもらえず、他のお店に行ってしまう女の子が多かったですね。
黒服の面接突破ポイントを知りたい方はこちらを参考にしてください。
キャスト管理はしてましたか?
私はアルバイトだったので、キャスト管理はしていません。
社員さんがキャスト管理をしているのを見て、大変そうだとは思っていました。
特に、ナンバーワンの女の子は稼ぎがあるからなのか、かなり社員さんへの態度がひどかったですね。
実際に社員さんに聞いてみたら、「女の子に気を使わないといけないのがきつい」と言っていました。
結構わがままで、平気で「行きたくない」と言い出したり、レギュラーなのに突然休んだりする女の子もいるみたいですよ。
キャストの管理についてより詳しく知りたい方はこちらを参考にしてください。
営業中はどうでした?
開店直後はそんなに忙しくないです。
でも、お店が満席状態になると、あちこちでオーダーが発生して忙しくなるので、結構きついです。
特に、営業終わりは営業中の疲れが一気にきます。
営業中は酔ったお客さんが絡んできて、仕事が全然進まないことも多いです。
地味にきつかったのは、先輩黒服からの延長交渉ですよ。
インカムで「延長取ってこい」という指示が来て、プレッシャーで吐きそうになったこともあります。
どんな人が黒服に向いていると思いますか?
たぶんこんな特徴を持った人が向いていると思います。
- 学生時代に運動部に所属していた
- 居酒屋バイトの経験がある
- 目上の人にも物怖じしない
- コミュニケーション能力が高い
- ビジュアルに自信がある
キャバクラは上下関係が厳しいので、そこに耐えられるかが一番重要かもしれません。
私は学生時代に上下関係が厳しい部活に入っていたので、その点は大丈夫でした。
ボーイの仕事術を知りたい方はこちらを参考にしてください。
黒服のバイトできついこと
ここでは、黒服バイトで働いていた人の体験談を元に、黒服バイトできついことをまとめました。
体力的にきつい
1つ目は体力的に厳しいことです。
黒服は夜の仕事で、営業中はずっと立ちながら仕事をしなければいけません。
お店によっては十分な休憩時間をとれないところもあるでしょう。
勤務時間が長いお店であれば1日の労働時間が10時間以上になることも。
昼間は学校に行っていたり、他の仕事をしていたりすると、睡眠時間も削られてしまいます。
そのため、シフトの入り次第では、体力的にかなり厳しくなります。
酔ったお客様に絡まれる
2つ目は酔ったお客様に絡まれることです。
お客様の中には、酔って気が大きくなり、黒服に無茶ぶりしてくる人もいます。
そういったお客様は断ると、怒ったり暴れたりするので、かなり扱いが面倒です。
しかもお酒も飲みすぎたお客様の中には、お店の中で戻してしまう人もいます。
お客様の戻したものを処理するのも、黒服のきつい仕事の1つです。
常連のお客さん対応には細心の注意を払わなければならない
何度もお店を利用してくれるお客さんの対応は非常に気を遣う業務です。
- どのキャストがお気に入りなのか
- どのドリンクが好みなのか
- どの席配置が好きなのか
リピートしてくれるお客さんは、毎回来店するたびに要求するサービスのハードルが高くなっていきます。
常に新鮮な思い出をつくってもらうために新しいキャストを紹介したり、さまざまな企画をする必要があります。
また失礼の無いように常に顔色をチェックしながら接客しなければなりません。
一度きりしか来ないお客さんよりも、常連客の対応のほうが神経を使うことになります。
キャストの対応や要求に応える
キャストの中には、黒服だからという理由で見下してくる女の子もいます。
そういったキャストは無理な命令をしてくることがありますが、黒服はわがままにも答えなければいけません。
人より下に見られても仕事だと割り切れればいいかもしれません。
しかし、人によってはかなりのストレスを感じてしまうでしょう。
キャストの席移動を指示する
マネージャーからの指示に応じてキャストの席移動を指示する業務があります。
移動を指示したとしてもキャストがすぐに動いてくれるとは限りません。
話しが盛り上がっていれば、席移動の指示が出たとしてもすぐに立ち去ってしまうわけにはいきません。
移動するタイミングをつかむのが難しく、キャストによっては指示が出ているにも関わらず30分間も動けないといったこともあります。
必要なタイミングで必要なキャストをしっかり動かすのも黒服の業務の大変な部分です。
キャストの送迎
お店の閉店後にキャストを家の近くまで送迎する業務が発生するお店もあります。
深夜の閉店後に送迎するとなると、決して楽な仕事ではありません。
送迎の業務まで含まれるかはお店によるので、働く前に業務内容を確認してください。
上司からの厳しい指示
最後は上司からの厳しい指示です。
キャバクラは上下関係が厳しく、ときには上司からの無茶な指示にも対応しなければいけません。
特に、売上のノルマが決まっているお店は、上司の部下に対する当たりが強いことが多いです。
厳しい業界ルールも忘れずに
たとえ仕事に慣れたとしても、キャバクラの厳しいルールは変わりません。
そして、バイトでもルールをきちんと守ることを求められます。
いい加減な気持ちではなく、真面目に仕事に取り組みましょう。
風紀NGと罰金の文化
キャバクラには、風紀NGと罰金の文化があります。
風紀とは黒服とキャストが付き合うことです。
風紀を起こしてしまうと、罰金を支払わされたり、お店を辞めさせられたりする可能性があります。
それくらいタブーな行為で、風紀をしてしまった黒服やキャストは他のお店でも働けなくなることが多いです。
風紀について詳しく知りたい人は以下の記事を参考にしてください。
罰金は風紀を起こしてしまったり、遅刻をしたりしたときに課せられます。
罰金を取られたくない場合は、上記のような行動をしないように心がけましょう。
他店からの引き抜き
お客様の中には、キャストや黒服を引き抜く目的で来ている人もいます。
個人的な知り合いだとしても、引き抜かれて他のお店で働くことは揉める原因になります。
また、引き抜きを行うようなお店は、働いてみたら条件と全然違ったというケースも少なくありません。
仲のいい人から誘われたとしても、話に乗らないようにしましょう。
もし仕事を辞めたいと思っているなら、正当な理由で辞め、自分で他のお店を探してください。
守秘義務
お店のお客様の情報は絶対にお店以外には漏らしてはいけません。
キャバクラは信用第一の商売なので、情報を周りに流していることを知られたら、一気にお客様が離れてしまいます。
また、キャストの情報も同様に他言無用です。
もしお客様やキャストにひどいことやムカつくことをされた場合は、まずは店長などお店の偉い人に相談するようにしましょう。
お酒に潰れてはいけない
黒服はキャストと一緒にお酒をもらうことがあります。
しかし、酔いつぶれて業務に支障をきたしてはいけません。
もし少し飲んだら酔ってしまうほどお酒に弱い場合は、相手の好意だとしてもきっぱりと断るようにしましょう。
昔はお客様が黒服に強引にお酒を飲ませることもありました。
今はお客様からお酒を強要されることはほとんどないので、その点は安心してください。
キャストを守る
お客様の中には、キャストの距離感を間違えたり、セクハラをしてきたりする痛客や泥酔客がいます。
そういったお客様に対処するのも黒服の仕事のうちです。
キャストがお客様のせいで嫌な顔をしていたら、体を張って守るようにしましょう。
面倒だからといって対処しないで放置していると、キャストからの信用を失いそのお店で働きにくくなってしまいます。
逆に、何度も助けてあげるとキャストからの好感度が上がり、周りの人から信頼されやすくなるでしょう。
黒服バイトで働くのをやめておいた方がよい店の特徴について詳しく知りたい人は以下の記事を参考にしてください。
黒服バイトはきついだけ?
ここまでは、黒服バイトはきついという話をしてきました。
正直ここまで読んでいると、「黒服バイトはやらない方がいいのでは?」と思う人もいるかもしれません。
しかし、黒服バイトはきついことばかりではありません。
ここでは、黒服バイトのメリットを3つ解説します。
高時給に期待
1つ目のメリットは他のバイトに比べて時給が高いことです。
キャバクラは普通の飲食よりも客単価が高く設定されています。
そのため、黒服バイトの時給も高く、平均給与はおよそ1,000円〜1,500円です。
短期間でお金を稼ぎたい人には、かなりオススメのバイトになります。
黒服バイトの給料について詳しく知りたい人は以下の記事を参考にしてください。
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昇給が早い
2つ目のメリットは他の仕事に比べて昇給が早いことです。
黒服の仕事は学歴や年齢で給料が上がるわけではありません。
実力があり結果さえ出せれば、他の仕事よりも早めの昇給を期待できます。
頑張れば頑張るほど給料が上がる仕事で働きたい人に、黒服バイトは最適です。
社員・幹部候補
3つ目のメリットは社員雇用に積極的なことです。
黒服の正社員はそのお店で何年かのバイト経験があれば、比較的簡単になることができます。
正社員になれば月収25万円〜30万円で、店長になれば月収50万円以上も夢ではありません。
バイトからそのまま社員になれる仕事を探しているなら、黒服の仕事がオススメです。
ただし、正社員はバイトよりも責任が重くなり、拘束時間も長くなります。
そのため、正社員になるのは慎重に検討した方が良いでしょう。
正社員の仕事について詳しく知りたい人は以下の記事を参考にしてください。
きついと思った時に試すべきこと
黒服の仕事は決して楽なものではありません。
きついと思ったら一度立ち止まって仕事のやりかたを考え直すタイミングなのかもしれません。
新しい職場を探す
- 黒服の仕事は好きだけど人間関係が悪い
- お店全体の雰囲気が良くない
- 働いているお店が違法なことをしている
きついと思う背景にはさまざまな問題があげられるでしょう。
もしどうしてもきついと感じるのであれば他のキャバクラに移ってしまうのもひとつの手段です。
特に仕事内容には納得がいっているけど、環境面や人間関係が良くない場合、環境から変えてみてはいかがでしょうか。
出勤日数を調整してもらう
体力的にも精神的にもきついと思った時点で長期間に渡って同じペースで働き続けるのは難しいでしょう。
店長もしくはマネージャーに相談し、出勤日数の調整をお願いしてみましょう。
出勤ペースをおさえることで体力が回復する時間をつくります。
落ち着いてきたタイミングで再開すればいいので自分の体と相談しながら出勤回数を調整してみてください。
他の仕事を探す
もし黒服として仕事を続けていくのがきついなと思ったら、他の仕事を考えてみるのもいいでしょう。
人には向き不向きがあるので自分にあった仕事を見つけるのが負担も少なく長く続けられます。
きつい仕事をずっと続けるのではなく、自分に合った仕事を早めに見つけましょう。
黒服バイトはきついが挑戦しがいがある
この記事では、具体的に黒服バイトのどんなところがきついのか、実際に働いていた人の体験談を元に紹介しました。
黒服バイトは酔ったお客様に絡まれたり、キャストの要求に応えなければいけなかったりと、たしかにきついことがあります。
これだけ聞くと、「黒服バイトはやらない方がいいのでは?」と思う人もいるでしょう。
しかし、きついことばかりではありません。
黒服バイトは高い時給を貰えたり、他のバイトより昇給が早かったりするというメリットがあります。
きついことよりもメリットの方が大きく感じる人は、ぜひ黒服バイトに挑戦してみてはいかがでしょうか。
職場環境や客層が良い環境で働きたいなら、六本木や銀座など都心のお店がおすすめです。
中でもおすすめなのは、ハイクラスのお客様が多いチックグループです。
黒服の仕事は男女関係なく働けるので、女性の方でも安心して応募してください。
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