キャバクラの本指名と場内指名の違い、黒服(ボーイ)が押さえておくべきポイント

2023年5月11日

「キャバクラでよく聞く本指名と場内指名って何？」

「本指名と場内指名って何が違うの？」

「キャストの本指名の数を増やす方法を知りたい！」

黒服の中には、本指名と場内指名という言葉の意味や違いをよく分かっていないという人もいるでしょう。

この記事では、本指名と場内指名の意味や違い、キャストの本指名を増やすために黒服がやるべきことを解説します。

黒服として成果を上げたいなら、キャストの指名についても詳しくなっておきましょう。

本指名 (A指名)とは

本指名は来店と同時にお客様が目当てのキャストを選ぶことで、「A指名」と呼ばれることもあります。

フリーのお客様がお店に来た場合、数名のキャストが入れ替わって接客するのが普通です。

しかし、本指名の場合は、指名されたキャストが長い間テーブルに付くことになります。

本指名をしてくれるお客様はいわばそのキャストの大ファンといったところです。

本指名の獲得はそう簡単にはいきません。

しかし、本指名のお客様はキャストにたくさんのお金を使ってくれます。

そのため、本指名のお客様を増やすと、売上を大きく伸ばすことができます。

本指名を獲得するためには基本的な接客が大切です。

例えば、初回では必ず名刺を渡したり、お客様に常に気を配ったりするなどです。

細かいテクニックはたくさんありますが、まずは基本的な接客マナーを身に付けましょう。

高級なキャバクラは本指名のノルマが決められており、達成できないとペナルティが課せられることも少なくない。

場内指名 (B指名)とは

場内指名とは、フリーで来店したお客様から店内で指名をもらうことで、「B指名」と呼ばれることもあります。

キャバクラに来るすべての男性が、初めからお気に入りのキャバ嬢がいるわけではありません。

例えば、会社の付き合いでたまたま来たお客様には、まだ本指名のキャストはいるはずがないですよね。

そういった指名なしで来たお客様が、来店後に気に入ったキャストができたときに場内指名を行います。

場内指名は本指名よりも安い料金で指名できます。

そのため、その場のノリや盛り上がり次第では、簡単にもらえることも多いです。

場内指名でお客様に気に入ってもらえれば、次回以降は本指名で来店してくれる可能性もある。

本指名と場内指名の3つの違い

本指名と場内指名の最も大きな違いは来店時に指名するか、それとも店内で指名するかです。

ここでは、より詳しく本指名と場内指名の違いを解説します。

① お店への貢献度

1つ目の違いはお店への貢献度です。

本指名のお客様は指名したキャストがいなければお店に来てくれなかった可能性が高いです。

つまり、本指名の場合、キャスト本人の魅力によってお客様が来店したということになります。

一方、場内指名のお客様はそもそもフリーでお店に来ています。

これはキャスト個人の力ではなく、お店の知名度や影響力によるものです。

本指名をたくさん取るキャバ嬢は、お客様の来店数を増やしてくれます。

その結果、お店は多くの売上を上げることができるので、本指名の方がお店への貢献度が高いと言えます。

② 給料へのバック率・時給

2つ目の違いは給料へのバック率・時給です。

キャバクラで働くキャストの給料は、売り上げた額に応じてもらえるバックと働いた時間によってもらえる時給に分かれます。

特に、本指名と場内指名ではバックが大きく異なります。

本指名: 指名料金は3分の1～半分くらいがキャストに入る。
場内指名: 指名料金は3分の1以下しか入らないことがほとんど。

本指名はそのキャスト目当てにお客様が来店してくれているので、当然本指名の方がバックが多くなります。

また、本指名はボトルバックや売上バックがつくのに対し、場内指名では基本的にボトルバックや売上バックはつきません。

キャバクラによっては、本指名と場内指名ごとにポイントをつけ、そのポイントに応じて時給を上げるシステムを採用しているお店もあります。

例えば、本指名を獲得した場合は1時間1ポイント、場内指名の場合は1時間0.5ポイントといった感じです。

このようなシステムを採用すると、キャストの仕事に対するモチベーションが上がり、お店全体の売上もアップします。

③ 指名獲得の難しさ

3つ目の違いは指名獲得の難しさです。

本指名はお客様にわざわざお店まで来てもらい、指名料を払ってもらう必要があります。

つまり、その労力を惜しんででも会いたいとお客様に思わせられるキャストしか本指名は獲得できません。

一方、場内指名はその場で盛り上げに成功したり、容姿を気に入ってもらったりすれば比較的に簡単にもらえます。

その場で交渉して獲得できる場内指名よりも、ある程度関係性を構築してお店に来てもらう必要のある本指名の方が獲得するのは難しいです。

単に容姿の可愛さだけでは本指名をもらうことはできません。

本指名を獲得するには丁寧な接客はもちろん、お店外の営業LINEをすることも大切です。

日頃からコミュニケーションを取ることでお客様に気に入ってもらうことができ、「次遊ぶときもこの子がいい」と思わせることができます。

〈実際の体験談〉

キャバクラを始めて1ヵ月くらいは全然本指名がもらえませんでした。

それでも根気よく続けていたら何人かのお客様に本指名をもらうことができましたが、本指名がもらえずに心が折れて辞めてしまう女の子も多いみたいです。

キャストの本指名の数を増やす方法

お店の売上を上げるためには、キャストに本指名を取ってもらう必要があります。

ここでは、キャストが本指名の数を増やすためにお店側ができる方法を3つ紹介します。

① 本指名のインセンティブを増やす

1つ目の方法は本指名のインセンティブを増やすことです。

キャバクラに働きに来ているキャストは、基本的に大金を稼ぎたいと思っています。

そのため、本指名獲得のメリットが大きくなるようにバック率の増加や基本給をアップさせるシステムを設計しましょう。

例えば、店舗内のイベントで本指名獲得の上位者に賞金を設定するなどの企画を行えば、キャストのモチベーションが上がること間違いなしです。

〈実際の体験談〉

私のお店では、指名本数によって時給が上がる仕組みになっていました。

具体的には、月の指名本数が1～4本なら2,500円、5～9本なら2,800円といった感じです。

指名をもらうとどんどん給料が上がるのは、ゲームみたいで結構楽しかったです。

② キャストが本指名を取れるよう、集客、営業、接客の研修を行う

2つ目の方法はキャストが本指名を取れるように、集客や営業、接客の研修を行うことです。

集客で効果的なのはSNSを活用することです。

今の時代はSNSの活用術は売れるキャストには必須と言っても過言ではありません。

もちろん、キャストを管理する立場の黒服も知っておいた方が良いでしょう。

キャバクラのSNS集客について知りたい人は以下の記事を参考にしてください。

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キャストの営業スタイルとしては、主に色恋営業と友達営業があります。

色恋営業と友達営業の違いは以下の通りです。

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営業スタイル	特徴
色恋営業	・お客様と恋人のように接する営業スタイル・お客様が積極的にお金を使う・関係が長続きしない
友達営業	・お客様と友達のように接する営業スタイル・お客様があまりお金を使わない・関係が長続きする

色恋営業は短期的に見ればお金を稼げますが、関係が長続きすることは少ないです。

一方、友達営業はお客様があまりお金を使わないですが、関係を長続きさせることができます。

どちらもメリットとデメリットがあり、キャストによって向き不向きがあるので、一概にどちらが正しいというわけではありません。

色恋営業、友達営業について詳しく知りたい人は以下の記事を参考にしてください。

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