「男のナイトワークってどんな種類があるの?」
「男のナイトワークの仕事って色々あるけど、結局どれがいいの?」
「男のナイトワークの仕事で一番稼ぎやすいのは何?」
ナイトワークの仕事を始めようと思っている男性の中には、上記のような疑問を持っている人もいるでしょう。
そこでこの記事では、黒服・ホスト・バーテンダーの仕事内容や収入を比較し、結局どのナイトワークが一番おすすめなのかを解説します。
どの仕事をしようか迷っている人はぜひ参考にしてください。
男のナイトワークにはどんな種類がある?
先ほども言った通り、男のナイトワークと言えば、お酒を飲む場所で働く黒服・ホスト・バーテンダーが定番です。
どのナイトワークの仕事も基本的に学歴や経験が不問で、成果を出せば出すほど給料が上がります。
ただし、黒服は裏方、ホスト・バーテンダーは自分が主役になる仕事です。
同じナイトワークの仕事でも、黒服・ホスト・バーテンダーの仕事内容は大きく変わります。
男のナイトワークを比較してみた
ここでは、ナイトワークの黒服・バーテンダー・ホストを体力・飲酒・会話・技術の4項目で比較します。
以下の表を参考にしながら、自分に一番合いそうなナイトワークの仕事を見極めてください。
4項目の詳細に関しては、各見出しで解説していきます。
黒服(ボーイ) | バーテンダー | ホスト | |
---|---|---|---|
体力 | 必要 | 不要 | 不要 |
飲酒 | 不要 | 必要 | 必要 |
会話 | 不要 | 必要 | 必要 |
技術 | 不要 | 必要 | 必要 |
体力の負担が少ない職種は?
ホストはお酒を飲む量は多いですが、働く時間は比較的短いです。
バーテンダーは立ち仕事ですがカウンターを挟んで接客をするので、店内を動き回る必要はありません。
したがって、ホストとバーテンダーは体力面の負担がほとんどないです。
黒服は接客をしたり、食べ物や飲み物を運んだりして店内を動き回ります。
そのため、他の仕事に比べて体力の負担が大きいです。
飲酒をしなくていい職種は?
ホストは大量にお酒を飲みます。
特に、新人や売れないホストの場合、嫌でも大量のお酒を飲まなければいけません。
バーテンダーはお酒を作るのが仕事ですが、お客様に誘われて飲むこともあります。
また、お客様に提供できるお酒を作れるようになるためには、お酒をたくさん飲んで勉強しなければいけません。
お酒が苦手でもバーテンダーの仕事ができないわけではないです。
しかし、お酒が飲めないと、仕事を続けていくのが苦痛になってしまう可能性があります。
黒服がお酒を飲むことはほとんどありません。
キャバクラでは、キャストがお酒を作り、お客様と一緒に飲みます。
たとえ飲むとしても、お客様に誘われた場合や何かのイベントのときだけになります。
会話しなくていい職種は?
ホストは女の子に好意を抱かせてお店に来てもらう必要があるので、会話のスキルが必要です。
たとえ容姿が良かったとしても、会話で女の子を楽しませないと売れっ子のホストにはなれません。
バーに来るお客様の中には、お酒を飲むというよりも「バーテンダーとの会話を楽しみにしている」というお客様も多いです。
バーテンダーに求める対応はお客様のその日の気分やお客様1人1人の悩みによって違います。
そのため、バーテンダーも会話のスキルが必要です。
キャバクラはキャストの女の子がお客様の接客をします。
黒服がお客様と会話をするシチュエーションはそんなに多くはありません。
技術がいらない職種は?
ホストは顔だけでは売れません。
売れっ子のホストになるためには、女の子を満足させる接客スキルが必要になります。
バーテンダーもお酒を作る技術やお酒に関する知識が必要です。
技術や知識は専門学校や独学で学ぶだけでは足りません。
働き始めてからも、常にアップデートしていく姿勢が求められます。
黒服はホストやバーテンダーに求められるような技術は必要ありません。
もちろん、正社員になると、お客様に適切なキャストを配置する付け回しの技術は必要になります。
しかし、付け回しは仕事をしていくうちに自然と身に付いていくので安心してください。
黒服が一番働きやすい!
上記の内容をまとめると、黒服は体力こそ必要ですが、飲酒や会話、技術はそこまで重要ではありません。
逆に、ホストとバーテンダーは飲酒や会話、技術が必要になります。
そのため、ホスト・バーテンダー・黒服の中では、黒服が一番働きやすく長続きしやすいです。
男のナイトワークで稼げる職種はどれ?
ここでは、ホスト・バーテンダー・黒服の年収を比較していきます。
上のグラフを見ると、黒服の年収がおよそ400万円で、ホストやバーテンダーよりもやや高いことがわかりますね。
ホストのトップクラスは年収1千万
トップクラスになれば、ホストは年収1千万円以上も目指せる職業です。
ホスト・バーテンダー・黒服の中では、一番夢がある職業と言えるでしょう。
ただし、ホストの仕事は酒による体への負担や常に成果を求められるといった精神的な負担が大きいです。
お酒の飲みすぎで体を壊してしまうホストも多く、30歳を超えて稼いでるホストはほんの一握りです。
ホストは短期的に見ると稼げますが、長くは続けられないということを覚えておきましょう。
バーテンダーは年収384万
バーテンダーの平均年収はおよそ384万円です。
初任給は22万円程度なので、長く勤めていたとしても年収が大きく上がることはありません。
ただし、勤務先や持っているスキルによっては大きく年収が変わります。
例えば、普通のバーではなく、ホテルのラウンジのバーテンダーなら年収が500万円を超えることもあります。
バーラウンジを持っているホテルは高級ホテルであることが多く、そういったホテルは福利厚生も充実しています。
より収入が高く安定しているところで働きたいなら、ホテルのバーテンダーを目指すのも良いでしょう。
黒服(ボーイ)の年収は400万
黒服の平均年収はおよそ400万円です。
スタッフやキャストを管理する幹部候補になると、年収は500万円を超えます。
大型店舗の店長の場合は、月収が100万円を超えることもありますよ。
また、黒服の給料は働くエリアによっても変わります。
例えば、東京主要エリアの平均年収は以下の通りです。
エリア | 平均月給(正社員) | 年収換算 |
---|---|---|
歌舞伎町 | 354,376円 | 約425万円 |
六本木 | 371,177円 | 約445万円 |
銀座 | 357,835円 | 約429万円 |
上野 | 376,561円 | 約451万円 |
渋谷 | 386,118円 | 約463万円 |
東京の他のエリアの給料を知りたい人は以下の記事を参考にしてください。
まとめ:黒服が一番安定して高収入
短期的に見て一番稼げるのはホストです。
もしお店でナンバーワンになれば、年収1千万は簡単に超えられるでしょう。
しかし、ホストの仕事はお酒をたくさん飲むので、長く続けることは難しいです。
また、トップクラスになるまで稼げず、辞めてしまう人も少なくありません。
バーテンダーは長く勤めていたとしても年収が大きく上がることはないです。
求人需要も考慮すると、黒服が一番安定していて高収入が見込める仕事になります。
店長になれば、月収100万円も夢ではありません。
男のナイトワーク仕事解説
年収が分かったところで、次は具体的な仕事内容を見ていきます。
「それぞれのナイトワークってどんな仕事をするの?」と疑問に思う人はぜひ参考にしてください。
ホスト仕事解説
ナイトワークの花形として人気なのがホストです。
主な仕事は来店するお客様を楽しませることです。
売れるためには顔の良さだけでなく、会話の技術力であったり、お酒をたくさん飲んだりすることが必要になります。
ここでは、ホストの仕事を新人時代、中堅時代、トップクラスに分けて解説します。
ホストは上記の区分ごとに、仕事内容や稼ぎが大きく変わります。
新人時代
新人時代はヘルプや裏からの仕事がほとんどで、時々フリーのお客様について指名獲得を狙います。
新人時代の主な仕事は以下の通りです。
- テーブルセット
- トイレ掃除
- 床拭き
- おしぼり準備
- 買い出し
新人時代は基本的にそんなに稼げません。
むしろ他のバイトをやっていた方が稼げる可能性が高いでしょう。
また、新人の売れていない頃はお酒をたくさん飲まされます。
お金を稼げない上に大量のお酒を飲まされるので、新人時代に辞めてしまうホストも多いです。
中堅時代
中堅時代になると、指名もそこそこ貰えるようになり、ナンバー入りできる月も出てきます。
雑用ばかりやっていた新人時代とは違い、お客様と密接にコミュニケーションを取る接客の仕事が多くなります。
トップクラス
トップクラスはほぼ毎日指名のお客様が来る状態です。
営業中は雑用はせずに、ほぼ指名客の接客に徹します。
ホスト業界でも注目されるようになり、メディアに出演する仕事も増えてくるでしょう。
大きく稼ぐならホストに挑戦
ホストは下積み時代や売れない時代の年収はかなり低いです。
また、ランキングや指名数などがリアルな数字で表されるので、そういったストレスに耐え切れず辞めてしまう人も少なくありません。
しかし、稼げる金額に上限はないので、大きく稼ぐならホストがオススメです。
新人や売れない頃は大変ですが、ひとたび人気になれば年収1千万円は簡単に超えられるでしょう。
バーテンダー仕事解説
バーテンダーの仕事はお客様にカクテルを作ったり、会話したりすることです。
しかし、バーテンダーもホスト同様、働いている年数や経験によって仕事内容は異なります。
ここでは、バーテンダーの仕事を新人時代、中堅時代、トップクラスに分けて解説します。
新人時代
新人時代は下積みの時代で、開店・閉店作業やお客様の席を片づけるなど、雑用が中心になります。
そういった雑務をこなしつつ、お酒についても学んでいきます。
見習いのバーテンダーは休みの日を利用して自主的に勉強したり、営業時間後に練習したりしながらスキルアップをしていきます。
中堅時代
中堅時代になると、仕事が板につき、自分でドリンクを作って提供する機会も増えてきます。
新人時代とは違い、お店の雑用の仕事をする機会も減ってきます。
お店によっては、自分のオリジナルカクテルを作らせてもらえることもあります。
お客様の好みにぴったりのお酒を作れるようになれば、トップクラス一歩手前と言って良いでしょう。
トップクラス
トップクラスになると、お酒作りの技術や知識について立派な腕を持ち、接客も一流の状態です。
お酒作りの大会に出るなど、業界でも知名度が上がってくる時期です。
中には、独立して自分のお店を持つことを検討する人もいます。
お酒好きならバーテンダーに
お酒が好きで、お酒を極めたいならバーテンダーとして働くのもアリです。
人の悩みを聞いたり、愚痴を聞いたりすることも多い仕事なので、人とコミュニケーションを取ることが好きな人にも向いています。
ただし、お店で働いている限りは大きく稼ぐことは難しいです。
黒服(ボーイ)仕事解説
黒服の主な仕事はキャストの女の子をサポートすることです。
しかし、細かい仕事内容は役職によって変わります。
ここでは、黒服の仕事を新人時代・中堅時代・幹部候補に分けて解説します。
新人時代
新人時代は雑用がメインの仕事になります。
具体的な仕事内容は以下の通りです。
- 店内を掃除したり、テーブルを拭いたりする
- ドリンクやフードを運ぶ
- 灰皿の交換をする
- 閉店後はテーブルを片づけたり、グラスを洗ったりする
キッチンでフードを調理することもありますが、電子レンジで温める程度の簡単な調理です。
大きなキャバクラになると、専属のシェフがフードを調理することが多いです。
中堅時代
中堅時代になると、キャストのマネジメントや付け回しなど、お店にとって重要な仕事を任されるようになります。
付け回しとは、お客様に適したキャストを割り当てることです。
例えば、楽しく騒ぎたいお客様には元気で明るい女の子、落ち着いて飲みたいお客様にはおしとやかな女の子を付けると、お客様の満足度は上がります。
お店の売上を左右するので、付け回しは営業中に一番重要な仕事と言っても過言ではありません。
幹部候補
幹部候補は店長やマネージャーといった役職に就いている状態で、年収はおよそ500万円くらいです。
店舗運営がメインの仕事になり、具体的な仕事内容は以下の通りです。
- スタッフやキャストの管理・面接
- 新人の教育
- お店のイベントを企画したり、売上を伸ばす戦略を考えたりする
また、キャバクラは数千万円のお金が1日で動くことも珍しくない業界です。
そのため、金銭面の管理はきちんと行う必要があり、そういった仕事は店長やマネージャーが担当します。
中には、店長やマネージャーの仕事を辞め、独立して自分のお店を持つ人もいます。
黒服は女性でもできる
黒服は「ボーイ」とも呼ばれるので、男性しかできないと思っている人もいるでしょう。
しかし、女性でも黒服として働けます。
キャバクラの中には、女性の黒服を積極的に採用している店舗もあります。
女性の黒服について詳しく知りたい人は以下の記事を参考にしてください。
黒服(ボーイ)は手堅く高収入
キャバクラは企業の社長やお金持ちの人が多く来店するので、客単価が高く設定されています。
そのため、黒服の仕事は手堅く高収入を得ることができます。
また、キャリアップをして給料を大きく伸ばせるのも、黒服の魅力です。
キャバクラの黒服は人手不足なので、未経験でも採用率は高めになっています。
黒服の仕事については簡単に説明しただけなので、中には「どんな仕事かよくわからなかった」という人もいるかもしれません。
黒服の仕事についてもっと詳しく知りたい人は、以下の記事を参考にしてください。
業態で異なる黒服(ボーイ)の仕事
黒服といっても、業態ごとに仕事内容や求人需要は異なります。
ここでは、業態ごとの黒服の仕事や求人需要について解説していきます。
ガールズバー・コンカフェ
ガールズバーはカウンター越しに女性バーテンダーが接客するお店のことです。
働いているのは、18歳〜20代半ばくらいの女の子が多いです。
お客様の年齢層で一番多いのは、30代後半〜40代後半くらいになります。
コンカフェは特定のコンセプトを持っているお店のことを指します。
具体的には、メイドカフェや忍者カフェ、魔女っ子カフェなどがあります。
働いているのは、18歳〜20代半ばくらいの女の子が多いです。
お客様の年齢層はお店のコンセプトによって大きく変わります。
ガールズバーもコンカフェも、黒服の仕事は基本的に店長が行います。
そのため、黒服の求人募集はほとんどありません。
スナック
スナックはアットホームな感じの夜のお店で、カウンター越しに女性とお酒や会話が楽しめます。
働いているのは20代後半から30代の女性が多いです。
お客様は30代以上の人が大半になっています。
ガールズバーやコンカフェと同様、黒服の需要は少ないです。
ママという存在があるので、黒服がいたとしても、仕事は裏方がメインになります。
キャバクラ・クラブ
キャバクラ・クラブは女の子とお酒を楽しむお店です。
キャバクラとクラブの違いは以下の通りです。
業態 | 特徴 |
---|---|
キャバクラ | ・お客様に対してマンツーマンでの接客が基本 ・18歳~20代半ばの女の子が多い ・セット料金は安め ・ワイワイ楽しんで飲めるお店が多い ・高級店でなければ誰でも気軽に来店できる |
クラブ | ・お客様に対して複数人での接客が基本 ・20代半ば~30代の女性が多い ・セット料金は高め ・落ち着いた雰囲気のお店が多い ・基本紹介制で、新規のお客様は来店できない |
黒服(ボーイ)として働くならキャバクラ・クラブがおすすめ
ガールズバーやコンカフェ、スナックにも一応黒服はいます。
しかし、募集している求人はかなり少ないです。
求人数や店舗あたりに必要な黒服の人数を考えると、求人需要の高いキャバクラやクラブが一番おすすめです。
黒服(ボーイ)に挑戦するならチックグループ
黒服としての実力をつけて稼ぎたいなら、職場環境と客層が良い銀座や六本木など都心のお店で働きましょう。
中でもおすすめなのは、ハイクラスのお客様が多いチックグループです。
チックグループの黒服の8割は未経験からのスタートです。
そのため、ナイトワークの経験がない初心者の方でも安心して働けます。
チックグループの募集職種は3つ
チックグループの募集職種は以下の3つです。
- ホールスタッフ
- キャストマネージメント
- ソムリエ
チックグループは大型店舗なので、黒服の募集枠もたくさんあります。
また、どの職種でも以下のような待遇が受けられます。
それでは、3つの職種について詳しく見ていきましょう。
ホールスタッフ
ホールスタッフの雇用条件はアルバイトで、応募条件は21歳以上です。
時給は2000円〜と、昼のアルバイトよりもかなり高くなっています。
主な仕事内容は以下の通りです。
- 女の子の管理
- オープン前の掃除
- ドリンクや料理の配膳
- フロントオペレーションなど
六本木は海外のお客様も多いため、外国語が話せる場合は1万円の手当が貰えます。
そのため、英語が得意な人にもオススメです。
キャストマネージメント
キャストマネージメントの雇用条件は正社員で、応募条件は21歳以上です。
月給は38万円〜80万円+ボーナス(年2回)と、高収入を目指せます。
主な仕事内容は以下の通りです。
- 女性スタッフのスケジュール管理
- 仕事に対するアドバイスや指導
正社員のためレベルの高い仕事内容になっていますが、やりがいのある仕事です。
仕事ぶりが認められれば、マネージャーにキャリアップすることもできます。
ソムリエ
本記事では、ホストと黒服以外に、バーテンダーの仕事内容や収入を解説しました。
チックグループなら、バーテンダーの仕事に似ているソムリエというポジションを募集しています。
バーテンダーとして働くことにこだわらないのなら、チックグループのソムリエ枠に応募するのも1つの手です。
月給は38万円〜で、初任給は能力や適性によって決まります。
ナイトワーク業界のソムリエは一般企業のホテルとは違い、そこまで高度なスキルは求められません。
そのため、ソムリエの資格を取得したばかりの人にもおすすめです。
まとめ
この記事では、黒服・ホスト・バーテンダーの仕事内容や収入を比較し、結局どのナイトワークが一番おすすめなのかを解説しました。
ホストはトップクラスになればかなり稼げますが、売れっ子ホストになるためのハードルはかなり高いです。
バーテンダーはお酒の知識が必要で、お酒をたくさん飲んで勉強する必要があります。
黒服は体力こそ必要ですが、飲酒や会話、技術は必要ではありません。
また、ホストやバーテンダーよりも、長く安定して稼ぐことができます。
総合的に考えると、ナイトワークの中では黒服の仕事が一番おすすめです。
中でも、チックグループは待遇が良く、六本木や銀座など都心にお店を構えているので稼ぎやすいです。
まだ働くお店を決めていない場合は、ぜひ一度体験入店をしてみてはいかがでしょうか。