「キャバクラの店長ってどんな仕事をするの?」
「店長になるメリットやデメリットは?」
「店長になるにはどうしたらいいの?」
キャバクラの店長になりたいと思っている人の中には、上記のような疑問を持っている人も多いでしょう。
そこでこの記事では、キャバクラ店長の仕事内容やなるメリット・デメリット、店長になる方法について解説します。
黒服から店長に昇格したいと思っている人はぜひ参考にしてください。
キャバクラ店長になる2つのデメリット
まずはキャバクラ店長になるデメリットを2つ解説します。
デメリットを知った上で、自分がキャバクラ店長に向いているか見極めると良いでしょう。
店長になろうと思っている人はぜひ確認してください。
1. 高い目標とノルマ
1つ目のデメリットは高い目標とノルマがあることです。
たとえ店長になったからといって、仕事をしないで自然と高い給料をもらえるわけではありません。
店長になると黒服の時よりも責任が大きくなり、お店の売上を上げることが何よりも大切になります。
特に、多店舗展開をしているグループ会社の場合、毎月のように本部から高い目標・ノルマを強いられることになるでしょう。
目標・ノルマを達成するのは店長1人の力だけでは難しいです。
キャストや黒服と目標を共有し、協力しながら頑張ることが重要になります。
キャバクラの店長は目標売上に到達しなければ、減給されるのは当たり前です。毎月「何とかノルマを達成しなきゃ」というプレッシャーがすごいです。正直なところ、店長になったことを少し後悔しています…。
2. とにかく休みがほとんどない
2つ目のデメリットはとにかくほとんど休みがないことです。
店長は基本的にお店の経営に関する仕事を行います。
ただし、人員が足りていない場合は本来バイトがするような雑用もこなさなければいけません。そのため、店にいる間は休憩する時間を取るのもなかなか難しいです。
また目標・ノルマを達成するためには、たとえ営業時間外であっても以下のことを考える必要があります。
- どうやって売上を上げるか
- キャストや黒服のモチベーションをどのようにして上げるか
- お客様を増やすにはどうすればいいか
寝ている時間以外は常にお店のことを考えなければいけないので、実質まとまった休みはほとんど取れません。
バイトで入って正社員になり、最近やっと店長になりました。
店長になって辛いことは休みがほとんどないことです。
バイトの頃は結構自分のペースでやっていたので、割と楽しかったです。
しかし、今は忙しすぎて仕事が楽しくないと思うようになってしまいました。
キャバクラ店長になる4つのメリット
キャバクラ店長になることはもちろんデメリットばかりではありません。
ここでは、キャバクラ店長になるメリットを4つ解説します。
黒服から店長になりたいと思っている人はぜひ参考にしてください。
1. 高収入、月収100万円超えも夢じゃない給与事情
1つ目のメリットは収入が高いことです。
普通の男性会社員20代〜30代の月収はおよそ22万円〜28万円くらいです。
しかし、キャバクラ店長の給料は基本給+歩合で、だいたい月50万円~100万円になります。
特に、人が集まる六本木や銀座などの一等地はお店の売上が大きいので、それに伴い額面も高くなります。そのため、都心の高級キャバクラの店長になれば月収100万円超えも夢ではありません。
ちなみに、キャバクラ店長・マネージャー候補の都心・地方の地域ごとの給料は以下の通りです。
地域 | 月給 |
---|---|
神奈川県のキャバクラA店 | 45万円~ |
東京都のキャバクラB店 | 50万円~ |
岐阜県のキャバクラC店 | 25万円~ |
石川県のキャバクラD店 | 25万円~ |
長野県のキャバクラE店 | 35万円~ |
基本的に地方よりも都心の方が月給が高いです。
ただし、地方でも高級なキャバクラの場合、月給が50万円を超えることがあります。
キャバクラの店長になってちょうど2年くらいです。
仕事は忙しくて大変ですが、キャストや黒服と協力しながら頑張っています。
多い時は月100万円くらいになるので、個人的にはかなり魅力的な仕事だと思っています。
2. やりがい・達成感が格段に大きい
3つ目のメリットは黒服の時よりもやりがい・達成感が格段に大きいことです。
キャバクラ店長になれば、ほとんどのことが自分の裁量で決まります。
その分責任も重くなりますが、自分の力で売上が上がった時の達成感は格別です。
友人の会社は年功序列制度が残っていて、実績があったとしても若手が出世するのは難しいと言っていました。
しかし、私の勤めているキャバクラは年功序列などない実力主義の仕事です。
そのため、結果をきちんと出せば正当に評価されるので、とてもやりがいがあります。
3. 独立して、自分のお店を持つことも
3つ目のメリットは店長として実績を残せれば、自分がオーナーになって店を持つことができることです。
キャバクラは利益率が高いので、オーナーになれば店長よりもさらに稼げるようになります。
もちろん簡単なことではありませんが、店長としての経験をある程度積めば独立することも可能です。
店長の仕事で人脈を広げていく中で、独立資金を融資してくれる人を見つけることができ、自分のお店を持つことができました。
現在は4店舗に拡大し、各店舗の店長を束ねています。
4. なによりカッコいい
4つ目のメリットは周りからカッコいいと思ってもらえることです。
高級なスーツを来てテキパキと仕事をこなしているキャバクラ店長の姿はやはりカッコいいものです。
キャバクラ店長の中には、黒服で働いていた時の店長に憧れて目指したという人も少なくありません。
バイトで働いてる時に、必死にお店を切り盛りする店長やスタッフを見て「自分もああなりたい」と感じるようになりました。
その後、バイトから正社員になって勤続4年目で店長に昇格しました。
大変な仕事ですが、周りからカッコいいと思われたいがために毎日頑張っています(笑)
キャバクラ店長の業務
ここでは、キャバクラ店長の業務を6つに分けて解説します。
「店長って具体的にどんな仕事をするの?」と気になる人はぜひ確認しましょう。
1. キャストや黒服 (ボーイ) の採用
キャバクラで売上を上げるために最も重要なことは良いキャストや黒服(ボーイ)を採用することです。
いい加減なキャストやスタッフを雇ってしまうと、お客様に迷惑をかけてしまう可能性があります。
すぐに辞めてしまう人を選んでも、採用や教育にかけた時間が無駄になってしまいます。
お店の売上を上げるためにも、質の良いキャストと黒服(ボーイ)を採用することは必須です。
ただし、優秀な人材を見極めることはとても難しいです。
最初のうちは多くの人と接しながら失敗を繰り返し、採用の経験を積むことが大切です。
採用のためには休日出勤することもあります。
また、採用後でも成績がふるわないキャストや素行の悪い黒服を辞めさせなければいけないこともあるでしょう。
3年近くキャバクラの店長をやっていますが、人を見抜く力を養うにはより多くの人に接することが重要だと思います。
良い人材を採用したいなら、とにかくたくさんの人と関わりましょう。
私は良い人材を採用するために、プライベートでも常に色々な種類の人と接するようにしています。
2. キャストや黒服 (ボーイ) の管理・教育
ナイトワークは人の移り変わりが激しい業界です。
しかし、人が辞める度に新しいキャストや黒服(ボーイ)を採用していると、最初から仕事を教える必要があり大変です。
そのため、しっかりと仕事に対するモチベーションを維持してあげながら、教育して育てる必要があります。
特に、男性の黒服の育成は重要です。
基本的に、お客様は女性キャストが仕事に不慣れでも対して気にしません。
むしろ「初々しくて逆に良い」という印象を持たれることもあります。
しかし、男性の黒服がミスをしたり、やる気がなかったりすると、お客様は気分を損ねてしまうことが多いです。
そのため、黒服未経験の人を採用する場合はしっかりと教育しましょう。
キャストや黒服を管理するコツは頼れる店長になることです。
頼れて信頼できる店長ならスタッフも自分の話に耳を傾けてくれる可能性は高いです。
そうなれば管理・教育もスムーズにこなせるので、仕事ができて頼れる店長を目指しましょう。
キャストや黒服に信頼されるには、とにかく自分が全力で仕事をすることが大切だと思います。
仕事で手抜きをしていると、スタッフは「店長もあんな感じだし自分も適当にやればいいや」と思ってしまいます。
なので、私は毎日全力で仕事をすることを心がけています。
3. イベント事の企画・マーケティング
キャバクラは競合他社が多い業界なので、他社と差別化することは必須です。
指名無料キャンペーンやボトルの割引、季節限定イベントなどを定期的に行い、上手に差別化を図りましょう。
他店でどんなイベントが行われており、どんなイベントが人気なのかを調べることも大切です。
イベントを実施するタイミングも重要で、少し目測を誤るだけで大赤字になる可能性もあります。
イベントの企画は必ずしも店長一人で考える必要はありません。
他の黒服と意見を出し合いながらイベントを企画するのも有効な方法です。
ただし、意見を出してもらうには黒服から信頼されている必要があります。
日頃から黒服とコミュニケーションを取り、黒服から意見が出やすい状況を作っておきましょう。
また、tiktokやinstagramなどのSNSを使って集客することも大切です。
SNSを運用する際は以下のアカウントを参考にすると良いでしょう。
私のお店ではホームページだけでなく、インスタグラムも活用して集客しています。
写真がメインなので、お店の雰囲気が伝わりやすいのがインスタグラムの一番のメリットだと思っています。
最近では「インスタで見たよ」と言って来てくださるお客様も増えています。
キャバクラの集客に悩んでいるなら、インスタグラムを使わない手はないと思いますよ。
4. 常連・太客への対応
常連・太客には店長自ら挨拶をしたり対応したりします。
なぜなら、常連・太客がお店の売上の大部分を作るからです。
不快な思いをさせないように丁寧な接客を心がけましょう。
また、以下のような情報は最低限押さえておく必要があります。
- 名前
- 来客日
- 指名しているキャストなど
来客頻度が高いお客様はフリー客とは分けて考えなければいけません。
黒服やキャストとも情報を共有し、失礼のない対応をしましょう。
常連のお客様がお店に来る時は、いつも店長の私が率先して挨拶をするようにしています。
そうすると相手も丁寧に扱われていると感じるので、またお店に来てくれる可能性が高くなります。
5. 売上・ノルマの管理
売上・ノルマを管理するのも店長の仕事です。
中には、キャストや黒服のマネジメント・コミュニケーションは得意でも、数字には弱いという人もいるでしょう。
売上やノルマの管理が苦手な人は自動で管理してくれるツールを使うのがおすすめです。
例えば、TRUSTを利用すれば、日々の売上計算や店舗管理などの面倒な業務がとても簡単になります。
店長はただでさえ業務量が多いので、苦手で時間のかかる作業はこういったツールに任せるのも一つの手です。
業務が多くて大変だったので、少しでも楽にしようと思ってPOSレジを導入しました。
売上・ノルマに関する業務量が減って、仕事が圧倒的に楽になりました。
導入はコストがかかるのでためらう人もいるかもしれませんが、長い目で見ると絶対に導入した方がいいと思います。
6. 他全ての業務
スタッフが足りない場合、店長は以下のような仕事もこなさなければいけません。
- 付け回し
- 接客・ウェイター業務
- トイレ掃除・テーブルセッティングなど
雑務だとしても手を抜いてしまうと他の黒服から信頼されることはありません。
そのため、面倒くさがらずに他の黒服の見本になるように行うことが大切です。
店長になるにはバイトから叩き上げが基本
キャバクラでは、いきなり店長に採用されることはありません。
アルバイトもしくは正社員になり、何年か経験と実績を積み上げてやっと店長になることができます。
もちろん階級が上がれば上がるほど仕事の難易度も上がり、業務量も増えます。
店長になるには、目の前の仕事をコツコツこなしくていく必要があり、決して簡単ではありません。
まずは黒服の仕事を完璧にこなせるようになりましょう。
アルバイトから店長になるには、最短でも3年くらいかかります。
ただし、学歴や職歴などは必要ないので、誰にでもキャバクラの店長になれるチャンスはあります。
アルバイトから店長になりたいなら、シフトを増やして社員になることから始めましょう。
夜の世界に興味があり、黒服のアルバイトとしてキャバクラで働き始めました。
やってみると自分に結構向いていたので、どうせなら店長を目指そうと思ってがむしゃらに働きました。
その結果、ちょうどバイトから5年で店長に昇格することができました。
店長になってからは忙しい日々を過ごしていますが、毎日充実しています。
まとめ
この記事では、キャバクラ店長の仕事内容やなるメリット・デメリット、店長になる方法について解説しました。
キャバクラ店長はノルマがきつく休みがないというデメリットもありますが、他の仕事よりも稼げたり、やりがい・達成感が大きいというメリットもあります。
キャバクラ店長になるには、バイトからのたたき上げが基本です。
まずはバイトや正社員で黒服としての経験を積み、黒服の仕事を完璧にこなせるようになりましょう。
黒服から店長に昇格したいと思っている人はぜひ本記事を参考にしてください。
店長として大きく稼げるようになるには、六本木や銀座など都心のお店で働きましょう。
なぜなら、都心のお店は人が多く集まり、売上も大きくなるからです。
おすすめなのは、富裕層で質の高いお客様が多いチックグループです。